プロジェクトYSJ 出張報告書【7】
先日発足した「プロジェクトYSJ(夢子に精神科を受診させる)」の続きですうつ。これまでの報告については、こちらをご覧いただきたいうつ。
古代ギリシャの時代から医学書に載っている「ヒステリー」とは、耳が聞こえなくなったり、目が見えなくなったり、痛みの感覚が抜けたり、意識がもうろうとしたり、といった症状が出る病気(いまは別の病名)うつ。現代では心に受けたストレスが原因でなるとわかっているけれど、当時は原因や有効な治療法はわからなかったんだうつ。(※)
治療法がないばかりに、ヒステリーになっていろんな症状に苦しむ人は悪臭をかがされたり、催眠術をかけられたりしたうつ。最悪、魔女だとみなされて火あぶりになった歴史まであるんだうつ。(※)
けど19世紀の終わりに、フロイトが心のわだかまりを吐き出させて治療する「精神分析」という方法を生みだしたんだうつ。精神分析は、いまでいうカウンセリングだうつ。いまでも心が原因の病気の治療は、フロイトの研究が基礎になっている部分がいっぱいあるんだうつ。(※)
うつりん「というわけで、よかったうつね、夢子。シャルコー先生やフロイト先生のおかげで、夢子は悪臭かがされたり、催眠術かけられたり、火あぶりにならなくて済むうつよ! さっさと病院へ行って治療を受けるうつ!」
夢子「うーん、けど、それっておフランスとかの外国の話しなんでしょ? 私は近場でお祓いとか受けて済ませられないかなぁ?」
うつりん「そうだったうつ。夢子は中身がおばあちゃんだったうつ……」
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