SE7ENは日本再デビューにあたって、「大丈夫」を意味する「ケンチャナ」という曲をシングル曲のカップリングとして発表しました。そこで彼はこのように歌います。
「過ぎ去る日々耐え、真っ暗闇、地獄だった。跡形もなく、消え去ってしまいそうだった」
彼のせいで廃止された制度
SE7ENは懲罰のため、営倉にブチ込まれ、そこで10日間を過ごしました。そこは軍隊内の、拘置所というか留置所的な場所で、独房との報道もあり、ひとつの時代を築いたアイドルには地獄のように感じられたことでしょう。大変な状況にあった彼の元には多くの日本のファンから「大丈夫ですか?」と心配する便りが寄せられ、「ケンチャナ」はそれへのアンサーソングだった、と明かします。
「SE7ENは芸能兵と呼ばれる広報担当のような軍人でした。ところが、先のマッサージ事件が原因のひとつとなり、芸能兵は廃止されます。芸能兵は一般兵に比べて楽なので、多くのアイドルがなりたがっていた、おいしいポスト。ところがSE7EN先輩のせいで、その道が断たれた。後輩の中には『お前が大丈夫でも、俺たちは大丈夫じゃない』とブータレテる人もいます(笑)。ちなみにこの曲、韓国では無料配信とのこと。そりゃ、そうですよね。自分で種をまいて周りに迷惑をかけて、自分で勝手に『僕は大丈夫』なんて言ってる曲、お金とれませんから(笑)」(同編集者)
前述したサンチュも今年4月に除隊後1発目の新曲を発表しました。話題性を狙い、トップレベルの人気を誇るアイドルラッパー、ZICOをプロデューサーに起用したのですが、これまたサッパリ。それに対し、SE7ENのファンはみんな熱心。かつて、恋人とのアベック泥パック写真が流出したときも動じませんでしたし、マッサージ店に出入りしようとも無問題で、6月の来日公演もファンでびっしりだったとか。K-POPアイドルは一生もののファンが頼りなのです。
佐々木薫:SE7ENの曲ではアメリカの女性ラッパーとコラボした「GIRLS」が一番好き、なアラフォーK-POPファン。
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