週刊誌等で不仲説を書きたてられたこともなく、円満と見られていた山口夫妻の突然の離婚発表は、大きな驚きを与えている。山口はジャニーズ事務所所属のタレントとして唯一、「イクメンぶり」をテレビで発言したり、自宅を公開したりとプライベートを見せている異例のメンバー。トーク番組『おしゃれイズム』(同)出演の際、当時5歳と2歳だった息子たちとの日常に触れ、「休みの日は一緒にショッピングモールに買い物に行ったり、ヒーローショーを見に行ったり」「家事は普通にやります、子どもの弁当をちょっと作ってみたり」「(細かい弁当づくりは)全く苦にならない」と話していた。また、鎌倉に建てた一軒家は強いこだわりを込めた設計で、雑誌の家特集で紹介されたこともある。1階にはバーカウンターと巨大なスクリーンを備えた豪邸で、ウッドデッキからは海が望め、サーフィンをいつでも楽しめるようになっていた。
しかし家族とのすれ違いは当時から自覚していたようで、『おしゃれイズム』で山口は、「仕事が夕方くらいに終わったとして、帰ってきて、その日の夜22時くらいには家を出なきゃいけない」「息子は『せっかく会えたのに……バイバイ、いってらっしゃい、ZIP!がんばってね』って」とも明かしていた。自宅にいる時間は極端に短かったのかもしれない。バラエティのレギュラー増加など仕事内容の変化に伴い鎌倉から都内に引っ越したが、山口が家で過ごす時間を増やすことはなかったという。これを会見で山口は「テレビ局からすぐ帰れる距離だということで自分のだらしなさが出てしまい、スタッフと飲みに行くなどして結局ほとんど家に帰らなくて」というように説明していた。
山口元夫妻の婚姻届で証人となったほど親交のあついタレントのピーターは、自らを「山口くんにとって父親であり母親」と豪語するほどの仲。第一子誕生の際、病院へ駆けつけ「一番最初に抱いた」のはピーターだったというからすごいが、このたびの離婚を残念に思っていることだろう。
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