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SMAPが解散を余儀なくされたのは、香取慎吾のせいではない

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あと約4カ月…

 SMAPの解散報道で揺れる日本列島。さすがに25年・四半世紀という長きに渡ってアイドル界をけん引してきたグループの解散ともなれば「僕ら、解散します」「あぁそうですか」と簡単に幕引きとはいかないものだ。ましてそこに、あれやこれやと不穏な影を感じるとなればなおさらであろう。

 公式な解散発表から3日経つが現時点ではメンバーの解散についての<声>は、事務所側からマスコミ各社に送られた解散発表の文書の中にある短いコメントのみ。あまりにも短すぎるその内容はとても彼らの本当の<声>であるとは思えない。お盆休みの最中、そしてリオ・オリンピックについての報道がメインであるこの時期に、どさくさに紛れるように解散を発表したことは、ジャニーズ事務所の思惑なのだろうか。

 事務所側は解散ではなく休養をすすめたが「一部のメンバーが解散を強く望んだ」ため、やむなく解散に至ったと伝えている。詳細は事務所と親しい関係にあるスポーツ新聞がバンバン報じているが、それら情報では、8月9日にジャニー喜多川氏(84)と中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(39)が話し合いをし、解散を強硬に主張する香取に草なぎと稲垣も同意、中居も頷くしかなかったという顛末が描かれた。ちなみに木村拓哉(43)はその話し合いには不参加で、休暇をとり家族でハワイ滞在中だったという。

 7月末に出た「女性セブン」(小学館)の『香取慎吾の乱』なる記事は、この解散劇を予告していたと言えるだろう。同記事では、香取が25周年記念コンサートの開催を拒み、木村との確執も他メンバー以上に深く修復不可能だということが書かれていた。つまり、香取のせいでSMAPは解散に至った、という筋書きだ。しかし、今年1月の独立・解散騒動に際して、ジャニーズ事務所側、つまりメリー喜多川氏(89)とその娘である藤島ジュリー景子氏(50)の横暴ぶり、そして木村拓哉が他メンバーと行動を別にしたことは明らかになっており、ファンは事務所側のコメントを元にしたスポーツ紙や週刊誌のストーリーを鵜呑みにはできないだろう。

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