連載

「GLITTER」でセックスについて熱く語るノンスタ井上に、絶望しか感じない

【この記事のキーワード】

 とはいえ、実は本誌でも日本のタレントがセックスを語っています。【Sexy Hot Guy 真夏の灼熱メンズボディ】としてタレントのユージさん、モデルの森豪士さん、そして芸人のNONSTYLEの井上裕介さんがセミヌードを公開し、インタビューに応えています。ただし、最初の2名は“俺のボディ”について語っているだけなので、セックスについて踏み込んだ発言をしているのは、井上氏だけ。あれ? 彼って『an・an』でもセックスについて語っていたよね! 井上氏のセクシーショットとセックス論にどれだけの需要があるか私には皆目わかりませんが、彼がこの夏、“性的存在”としてゴリ押しされていることはたしかです。

『an・an』ではピース綾部祐二氏との対談ですが、そこでの発言と本誌での発言を比べると、彼のセックス観がさらに具体的に浮かび上がってきます。

ノンスタ井上のお粗末なセックス論

●女性の積極性について
GLITTER=「第一回大会(=ふたりのあいだでの最初のセックスの意)から全力を出していこうぜ」
an・an=「(出会ってすぐセックスすることによって)嫌いになることは絶対にないです。ただ、“セフレ関係でいるのがラクでいいわ”と思われて、付き合えない可能性はありますよ」

●ベッドの上で女性がすべき努力とは?
GLITTER=「できる限り努力している姿に男は感動するんです」「女性は男性より順応力があると思うんですよ。同調して相手に染まることができるでしょ、いい意味で」
an・an=「誤解を恐れずにいうと、身体の快感だけを考えると、自分が大の字に寝て女性が気持ちよくしてくれるのが理想」「前戯うんぬんは脳的には気持ちがいいですけど、身体的な快楽としては気持ちよくない」「スキャンするように、僕の身体を上から降りてきてほしい」

●セックス時の反応について
GLITTER=「いつまでも恥じらって男がそれに対して満足しないんだったら、目の前の好きな男を逃すことにもなります」
an・an=「(あえぎ声は)自分で“ヤバい”と思って、口をおさえてるくらいが、男はかわいいと思うんじゃないかな」

……なんとまぁ二枚舌感満載です! 片方で積極的に行動しろといいながら、もう片方で積極的すぎと男は引く、というその矛盾。そして、彼がいう“積極性”は女性の一方的な奉仕のようです。男性が受け身だって何ら問題ないですが、彼の場合は「ひたすら女性の“努力”を期待し、自分は寝っ転がってサービスを受けること」なので、それは受け身ではなく、ただの身勝手です。記事中では「風俗にいったことはない」とドヤ感を漂わせながら語っていますが、その真偽はともかく、あなたのお好みの“セックス”は対等な関係の女性ではなく、風俗店で金銭と引き換えにやってもらうのがいいんじゃないですかね、と誰もが思うでしょう。

「盛り上げるために工夫し、女性がさりげなくリードしていることを、男性に悟られないよう配慮」することを推奨する本誌と井上氏とは、たいへん好相性です。これに賛同できない女性にとっては、ひたすら気持ち悪い、ってだけの話。本誌で唯一、セックスについて語っている日本のタレントがこんなお粗末な状態、ってほんと絶望しか感じません。女性タレントがセックストークをする日はまだまだ遠そうですね。

backno.

1 2

桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

@_momoco_

Facebook