2011年8月のデビューから丸5年を迎えたKis-My-Ft2。記念すべき17枚目のシングル「Sha la la☆Summer Time」も当然のごとく首位独走かと思われたが、23日付けのオリコンデイリーランキングで2万枚差をつけられての2位スタートという、誰も予想しなかった展開を迎えた。1位は名古屋のご当地アイドルとして活躍中のBOYS AND MEN(以下、ボイメン)の「YAMATO☆Dancing」だった。しかし翌日のデイリーランキングはキスマイが1位に浮上し、ウィークリーチャートでもキスマイが1位をさらった。
記念すべき5周年というタイミングで、あわや「連続1位記録」を失いかねなかったこの事態に、多くのキスマイファンが肝を冷やしたようだ。結果、両グループのメンバー誰もおよそ望まないであろう、ジャニーズファンとボイメンファンとの戦い(主にweb上での舌戦)が幕を切った。
まずキスマイが2位スタートという知らせを聞いたジャニファン側が「なんでキスマイが2位なの!?」「せっかくの5周年なのに、ご当地アイドルなんかに負けたくないんだけど」とボイメンを猛烈批判。対してボイメンファンは「キスマイ抜いて1位とか、ほんとに嬉しい!」「ジャニーズに勝ったぞぉぉ!」「さぞや悔しいでしょうジャニファンはw」とキスマイファンを焚きつけるような歓喜の声を上げ、ファン同士の激しいぶつかり合いが起こった。
キスマイファンは1位を奪還するために、「もう1セット追加購入決定」「キスマイの危機のために、急いでCD買ってきた」とファン総出で売上枚数を上げるという行動に出た。そのおかげか、次の日にはキスマイが1位になったのだが、その後も24時間テレビのチャリティー中にボイメンの公式ツイッターが「今、ステージ横でCD販売してます!! 時間限定です!!」とつぶやくと「売り方が汚い」「キスマイ担まだまだ頑張ります」とキスマイファン激怒。ボイメンファンは「キスマイファンがなんだとか思うかもしれませんが、私はボイメンを応援してます!」「キスマイ担なんか気にせず頑張ってください!」と応戦して炎上騒ぎになるなど、ファン同士の攻防が今も続いている。
今までにも、嵐をはじめとしたジャニーズと三代目J Soul Brothersのファンの間でどちらが人気があるか、と争いが勃発したことがあった。今回このような形で知名度を若干上昇させたボイメンは、キスマイと同じく歌やダンス、芝居もこなすアイドルユニット集団。その上、名古屋を中心に活動を行うご当地アイドルということで、キスマイファンを含めたジャニーズファンからすると、キスマイが地方アイドルに(デイリーとはいえ)売上で負けたことがかなりの屈辱だったようだ。
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