VR=ヴァーチャルリアリティ、仮想現実。専用の装置を付けると、CGなどで作りだされた架空の空間や映像が眼前に広がり、まるでその中にいるような感覚を体験できる技術のことで、今年はVR元年といわれているそうです。ゲーム業界など各方面で話題ですが、アダルト業界も早くから注目しています。
そりゃそうだよね~、そんなに臨場感あふれているのなら、あんなエロいシーンやこんなエッチな映像を観たいと思うのが、人の子だよね~。1980年台に勃発したVHS対ベータの“ビデオ戦争”では、VHSがアダルト系ソフトも積極的に取り込んだため、ベータを大きく引き離せたといわれています。いつの時代も、技術の躍進&普及の裏にスケベ心あり。
そして先月、「第2回アダルトVR」が開催されました。今年6月に開催された第1回では、入場希望者が殺到して途中で中止となった……という逸話からも、注目度の高さがうかがえます。
出展されているのは全部が全部、男性向けのサービス、コンテンツ、アイテムです。そんななかに、友人のホモくんと共に乗り込んできました。彼はその名のとおり、ゲイです(20代、モテない)。“男性向け”といっても、ゲイの男性を対象とした商品はまだ開発されていないので、お呼びじゃない感満載ですが、エロカルチャーへの興味関心は、ふたりとも人一倍高い!
今回体験したVRの多くは、トップ画像にあるような、ゴーグル、ヘッドセット、メガネといわれるものを装着して視聴するものでした。コンテンツはあらかじめスマホでダウンロードしておき、そのスマホをゴーグルにセットして、視聴します。Amazonをチェックするとゴーグル自体は1000円台のものから販売されていて、意外とお安い! もちろん高額なハイエンドモデルもありますが、ほんの数千円で最先端の映像体験ができるというのは驚きです。
聞きしに勝る!
AVのVR動画で見たのは、いわゆる“ハメ撮り”でした。ゴーグルを装着すると、いきなり知らない部屋に飛び込んだかのよう。最初は壁と向き合うだけでしたが、首を動かして視線を視線を下に落とせば自分(男性)の腰のあたりに女優さんが顔をうずめている! フェラの真っ最中でしたか、失礼しました。
時おりこちらの様子をうかがうべく顔を上げる女優さんと目が合うと、思わずニヤニヤしてしまいます。これは、聞きしに勝る臨場感。女優さんにしゃぶらせておきつつ(←ヒドイ)視線をあたりにめぐらせると、360度とはいかないまでも、首を左右に動かす範囲の視界に部屋が広がっています。その部屋に女優さんとふたりきりでいるんだ、という気分が高まります。ベッドに寝そべってパイズリしてもらうときには、ぐぐっと彼女の顔が近づいたり遠ざかったり。思わず手を伸ばしてその髪をぐしゃぐしゃにかき乱したくなります。
VR動画を楽しんでいるときは、こうしてあちこちを見回したり、ニヤニヤして口が半開きになっていたり、「おお!」と歓声の声をあげたりして、傍から見るとけっこう恥ずかしい状態です。ホモくんがそんな様子になっているのをマヌケだなぁと笑った私ですが、いざ体感してみるとなんのことはない、自分も同じく奇行一歩手前の行動をとってしまうのです。まあ、アダルトのVR動画を他人と一緒に愉しんだり、その最中を他人から観察されるという状況はほぼありえないので、その点は心配無用なんでしょうけど。
上の写真は「大型ホール」「トルソー型」といわれるアダルトグッズです。この「リアルボディ」シリーズの用途は一目瞭然、このホールに男性器を挿入して射精を目指すものですが、そのむっちりした質感といい、抱き上げたときに感じるずっしりした重さといい、生々しすぎ! これはVRと無関係では? と思われるかもしれませんが……その話はあとでいたしましょう
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