グループとしての活動では他のメンバーとの兼ね合いで、自分の思い通りにいかないことも多々ある。“方向性の違い”という理由で解散したグループやバンドは数知れず、その意味で、ラルクというバンドにプラスして各々が自分の好きな音楽を追求できる場所があるということが息抜きになっているようだ。
「しかし、ラルクファンからスタートしたという人の中には、VAMPSのHYDEに対して『ラルクの時のHYDEは好きだけど、VAMPSのHYDEは好きになれない』『VAMPSの曲とかライブノリについていけない』『VAMPSの時のHYDEが楽しそう過ぎて、めっちゃショック』と、あまりの音楽性の違いに驚く人も多いです。それでも、『やっぱりラルクとしてのHYDE好き』『あれだけVAMPSで活動してるのに、ラルクのライブをやってくれるのが嬉しい』と、割り切って応援しているファンが多いですね」(同)
それぞれソロや別グループでのライブやイベントなど忙しく活動しながらも、年に1回程度のペースでラルクでのライブも開催してきた。各々が自由にやれる環境を持ちながらも、バンドとして存続している今の形は、もしかしたらファンにとって一番良いことなのかもしれない。
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