インタビュー

女32歳、やりたい仕事をやりまくるため、突っ走った10年間/アニバーサリープランナー・田中彩子さん【1】

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働きすぎた、借金返済までの5年間

――恋人同士やご夫婦が誕生日や結婚記念日をお祝いするために「Anipla」のサービスを利用されることが多いと思うのですが、数年前から「姫会」というサービス(お姫様プラン)もスタートされていますよね。女性だけで「お姫さま」のような衣装を着てレストランへ行ったり、リムジンに乗ったり……という。このプランをスタートさせるべく、西麻布の一軒家(通称シンデレラハウス)を購入されたというお話をきいて、なんて豪快なんだと驚きました。

田中 もともと、お客様にサプライズを直接できる場所をつくりたいなと考えていたところ、偶然、西麻布に一軒家を見つけました。とっても小さな家なのですが、私にはキラキラとしたシンデレラのお城に見えたんです。そしてまた、起業したとき同様にビビビっと。上物のみ5,500万円で売りに出されていました。会社のお金は1,500万円しかない。なので、翌日、銀行行って、「お金貸してください!」って。

――なんてアグレッシブな! それ、銀行はお金を貸してくれたんですか?

田中 銀行は名刺すらもらってくれなくて、そこにいたおじさんに「1億稼いでから来い」って言われ、悔しい思いをしました。そのとき、信用金庫とか投資とか全然知りませんでした。そこで、丸一日かけて分厚い企画書を作って、親にプレゼンして老後のために備えていたのだろうお金を借りました。今思えば、甘えですよね。家を見つけて5日目には不動産屋の契約書を押していました(笑)。ただ、親といえども人のお金。大急ぎで返済したかったので、一生懸命働いて、今年ついに全額返済し終えました。この数年間は自分の給料も全返済に回して、物は一切何も買わずに、ひたすら働く生活を送りました。ユニクロとH&Mで買ったスーツを着まわしている感じでした。今年の4月に、ついに給料が返済にいかずに自分の手元にきたので、今日つけているアクセサリーと洋服を買いにいきました! 嬉しかったです。

――ご両親からとはいえ、多額の借金を抱えることに不安はなかったんでしょうか。

田中 借りた時は、不安は1ミリもなく。キラキラしか見えてない感じでした!ただ、借金後に東日本大震災があり、仕事が1か月間くらいなくなりました。相次いでキャンセル。一瞬、不安もよぎりましたが、『人類に愛がある限り大丈夫』と前向きに考えて、休みもとっていなかったし、長い休暇だと思って過ごそうと、シンデレラハウスの壁をペンキで塗ったり、節約しながら自力で改装していました。

――その家を使った企画が、「姫会」というサービスですね。シンデレラハウスでドレスアップした女性たちが、その後、どこへ行って何をするプランなんですか?

田中 リムジンに乗ったり、レストランでお食事したり、あるいはお客様自身で自由に飲食持込できるホームパーティをしたり、3つのプランを提案しています。皆さん、友達のお誕生日や結婚祝い、留学行ってらっしゃい会とかの機会にご利用くださっています。サプライズで使われる方が多いので、どちらかというと、女子会サービスというよりは、女子向けのサプライズサービスです。最近では、東京で流行っていることとして、東京観光にいらっしゃった方々にもご利用いただいており嬉しいです。

――ドレスはどれくらい、取り揃えているんですか?

田中 「ゴシップガール」や「セックス アンド ザ シティ」で使われている、ニューヨークブランドのベッツィージョンソンを中心としたパーティドレス300着くらいをアメリカから仕入れています。ベアトップでミニなのでなかなか日本では結婚式でも着ていくことのできない派手で可愛いドレスたちです。

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300着ほどの中から選んだドレスで、お姫様気分★

 ――自分で購入しても着る機会はそうそうないので、レンタルできるっていうのはいいですね。

  

後編では、田中さんのプライベートで起きたこの10年の様々な変化についても伺っていきます。

(構成=編集部)

★記念日や誕生日、プロポーズに最高のサプライズ演出「Anipla」HP

http://www.anipla.jp/

★「姫会~HimeKai~」HP

http://www.d-miel.com/

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