では、今回同様、大きな話題となっていた紀香初婚時の引き出物を思い出してみよう。陣内智則と紀香2人のイニシャルと、共演したドラマ『59番目のプロポーズ』(日本テレビ)にちなんだ数字“TN59”が掘られた「バカラのペアグラス」、梅の木で作った「夫婦箸」、2人の写真が印字された「フォトショコラ」、和歌山県産の高級梅干し「紀州五代梅の詰め合わせ」、紀香の出身地である兵庫県産の「丹波屋・松茸こんぶの佃煮」、同日発売の紀香著『ハッピー・スピリット 紀香魂』(幻冬舎)の6品。総額は約3万円と言われている。
どちらも紀香らしさを感じる代物の数々だが、29日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)では、新潮社・出版部部長の中瀬ゆかりに「ハッキリ言って、いらないですね」「人がいらんところの微妙なところを集めてましたよね」「(箱を)開けた瞬間にみんな『どひゃー』ってなったんじゃないかと思うんですけど」とダメ出しされ、30日放送のラジオ『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)では、小木博明に「フランクミュラーの絵皿ってなに? 誰が選んでんだ?」、矢作兼に「フランクミュラーが、なんで皿出してんだよ。また、なんでそれを選ぶんだよ。フランクミュラーの皿を」と時計メーカーである同ブランドにおいて、なぜ皿なのかと疑問視されていた。
しかし、おぎやはぎは同番組にて、愛之助と紀香の結婚式を「芸能人っぽくて良い」と称賛している。今は庶民的な芸能人が多い中で、昔の銀幕スターは雲の上の存在だったことに触れ「藤原紀香が最後の砦」と語った。
今回の引き出物は紀香の最大の感謝と思いやりだろう。健康効果の実証はされていないことが明らかになったものの、水素発生器といえば紀香が再三ブログでその良さをPRしてきた代物で、招待客の美と健康を願うからこそのセレクトと言える。決して在庫処分などではない。梨園の妻となった紀香だが、これからも派手さを忘れない“THE芸能人”として存在し続けてほしいと願ってやまない。
(夏木バリ)
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