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プロフェッショナルな「空気読める女」神田うのを切った『ノンストップ!』

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「神田うのオフィシャルブログ」より

  タレント・神田うの(41)が毎週木曜にレギュラー出演していた情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)を降板することが、9月29日に発表された。うのは当番組で、歯に衣着せぬ発言を繰り返し、たびたび炎上騒動を引き起こしてきたが、それが視聴率UPにもつながっていたと見られている。なのに一体なぜ?

  理由を探る前に、炎上事件をプレイバック。昨年3月の「モラハラ妻」特集で、妻から夫への様々なモラハラ事例について紹介した際、他の出演者は「ひどい」「信じられない」と妻の言動に怒りをにじませていたが、うのは「断ればいいじゃん」「無視すればいいのに」と、アッサリ答え、さらに、別の出演者が「モラハラ加害者が反省文や誓約書を書かせる傾向がある」ことや「(抵抗すると)100倍になって返ってくる傾向がある」とモラハラ加害者の生態をうのに説明しても「無理って言えば(よい)」「家に帰んなきゃいい」と納得せず、ネットでは「自分大好きで他人の苦しみを感じる想像力がない」など燃えた。

 2014年3月の放送では就職活動についての特集の際「100通も会社に(応募書類を)送るって失礼な話ですよ」と、そもそも就職活動の厳しい現状を知らないと思われるような発言が繰り出され「就活の大変さ分かってんの?」など非難を浴びる。

 2013年11月の放送では、貯金1000万円を生前贈与した長女と連絡が取れなくなったという視聴者からの相談を紹介。この際も「捨てます? 自分の母親。たかだか1000万円で」などセレブ発言を繰り出し、これまた燃えた。同年9月の放送では、みのもんたの次男が窃盗で逮捕されたニュースを受けて「彼は酔っぱらって自分のカードと間違えて使っただけでしょ」と謎の擁護発言を繰り出し炎上。

 今年6月の放送では奨学金の返済に苦しむ若者の話題の際「借りたものは返さないといけない。甘く見ていますよ。月々1万6千円なら20年やればいいんでしょ? できそうですけどね、頑張れば」「飲み代を削ろう!」などアドバイス。これも「うのに言われたくない」など燃えていた。うーん、多い。

 このたびの降板には、司会を務めるバナナマン・設楽統の意向が働いているという話もあるが、定かではない。元来のセレブキャラのせいか、市民の常識と若干ズレた発言をすることでたびたび炎上してきたが、うのがレギュラー出演していたのは、そうした役割を制作側から求められていたからに他ならない。一般人の悩みをうのが斬るのであれば、当然、少しズレた発言が求められているのだと本人も考えていたことだろうし、求められた役割を果たし続けてきたのだともいえる。たびたびの炎上を本人も把握していただろうが、そのうえで続けてきたのだから、見方を変えれば、降板までブレることなくプロとして仕事をまっとうしたのである。

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ブログウォッチャー京子

インスタウォッチが日課の子持ちライター。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています

@watcherkyoko