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プロフェッショナルな「空気読める女」神田うのを切った『ノンストップ!』

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  彼女のプロ意識を強く感じさせる出来事が、降板が明らかになる直前の9月21日にもあった。うのはこの日、東京・千代田区にある万世橋警察署で「1日警察署長」に就任し、秋葉原でイベントを行ったのだが、170人のキャパシティに対し、参加者は80人程度で、半分にも達していなかったのだ。その挨拶冒頭で「トークショーを始めさせていただく前に……こんなに少ない人数のお客様の中でイベントさせていただくことは生まれて初めてです。すみません……。私がきちんと自分の言葉で前もってお知らせ告知をしなかったことがこういう結果を生んでしまい、大変申し訳なく、深く深く反省しています」と、自分の告知不足が集客に影響したと謝罪したのである。またブログ告知ができなかった理由としてうのは『今年5歳になる娘の子育てが忙しかったため』と子育てによる多忙を挙げたという。

 この発言はうのの計算か? それとも本音か?著作『女も“殿”であれ!UNO式サクセスルール』(講談社)を読めば、ビジネスウーマンとして、またワーキングマザーとして、いかに彼女が心を砕き努力を重ねているかよく理解できる。白鳥が水面下で足を激しく動かしているように、うのだってやたらシャンパンを飲んでフォアグラを食べているだけではない。

 しかし仕事として引き受けたイベントで集客できなかったということは、うのにとっても想定外だったことだろう。インターネット環境が満遍なく広がった昨今、炎上で注目を集めるタレントは続々新星が登場しており、うのの注目度に陰りが見えることは事実なのかもしれない。ただ告知不足はうのだけの責任ではない。それを言い訳せず全て自分がかぶる姿勢を示したことは立派ではないだろうか。しかも本音を吐露しながら、苦境をチャンスと捉え“子育て”をアピールする計算、さすがの対応である。伊達に芸能界の荒波をくぐっていない。

 うのは商才もあるが、世間……というかマスコミに自分が何を求められているのかよく理解しており、その仕事を全うする才能にも長けている。番組で“空気を読まない発言を繰り返す”のは空気を読めないと出来ないワザだ。また、秋葉原のイベントでは、自身の恥でもある“集客ができなかった”ことを、敢えて自分の口で語り、責任を自分が負う姿勢を見せた。『ノンストップ!』降板は残念きわまりないが、また新しい番組での活躍を心から期待したい。うののぶっ飛んだ夫婦観・育児観もまた、正論に追い詰められる窮屈な世の中にならないためには必要なのだ。

(ブログウォッチャー京子)

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ブログウォッチャー京子

インスタウォッチが日課の子持ちライター。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています

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