
目的は、CDではなく。Photo by John Ward from Flickr
旧聞に属する話ですが、キスマイとボイメンのバトルは盛り上がりましたね。同じ8月24日にニューシングルを発表した両者がまさかの接戦を演じ、初日はボイメンがキスマイに2万枚の大差をつけてオリコン・デイリーチャートの1位(16.7枚)に!
ジャニーズ・アイドルがボイメンという名古屋のご当地アイドルに負けるという信じられない事態が発生し、これがキスマイ・ファンの負けん気に火をつけ、ウィークリーではキスマイに軍配が。メンツを保てたというところでしょうか。
実はこの事件、今後のK-POP界に大きな変化をもたらしそうです。
一日天下でもランキング上位に!
そもそも、知る人ぞ知るボイメンがなぜ16万枚を売り上げることができたのか? メジャー契約第一弾ということもあって露出にも気合が入っていましたが、発売日に16万枚を売り上げるなんて芸当はとても無理。彼らは3カ月に及ぶ予約会という名のプロモーション&集金を展開し、1枚購入で握手、3枚購入で2ショットといった特典会も開催。その3カ月分の売り上げ枚数総数が、初日の結果になったのです。
さて、このオリコンチャート。その信ぴょう性は疑わしいかぎりですが、音楽業界の大半はその結果に一喜一憂しています。それはボイメン以上に“誰それ?”なK-POPアイドルなら、なおさら。オリコンチャート上位に食い込もうと、必死に全国を回って予約会を行っています。
彼らはリリース2カ月前から来日し、ニューシングルのPRに専念。発売前から何度も歌い尽くしているので、リリース当日にありがたみはありません。ときには収録曲や詳細が決まってない段階でも予約会を行うので、もう無茶苦茶。東京では有象無象のK-POPアイドルにあふれていますが、地方ではそこはかとない外タレ感をキープできるので、意外に売れるんだとか。
1 2