今井が滝沢のソロデビューに対して不満を覚えているとの報道はしばしばあり、2012年にはスポーツ紙で“タッキー&翼”の解散説が報じられた。2008年の8月にリリースした10枚目のシングル「恋詩-コイウタ-/PROGRESS」から2010年にリリースした11枚目のシングル「愛はタカラモノ」まで、2年半近くの間が開いているが、この時に「翼の反乱」が起こっていたという説だ。今井は滝沢がソロデビューしたのがどうしても納得できず、事務所幹部に「なぜ自分はソロデビューできないのか」と詰め寄ったため、これがきっかけで“タッキー&翼”は実質的に活動休止に追い込まれてしまう。しかし、滝沢が必死に訴えかけたことにより「反乱」を起こした今井は事なきを得たという。
とはいえ、一方では2人の不仲説を完全否定するようなエピソードもあり、解散説には疑問符がつく。今井は2012年にミュージカル『PLAYZONE’12 SONG&DANC’N PARTⅡ』に出演していた際、舞台関係者に“タッキー&翼”と書かれた手作りTシャツを1,000枚ほど配った。しかもその不思議な行動の動機というのがすごい。知り合って17年目、“タッキー&翼”結成10年目にして、初めて滝沢が自宅を訪れてくれたことを喜び、その記念にTシャツを作ったというのだ。また、2015年には「週刊女性」(主婦と生活社)で、2人が銀座の和食店で食事し、その後ホステスのいるクラブで仲良く飲んだことが伝えられている。
だが冒頭の「週刊文春」によると、今回の今井の愚痴はメリー副社長の耳に入ってしまい、厳しく叱責されたという。不仲説を払拭するような関係を築きはじめた“タッキー&翼”だっただけに、ここへきてユニット解消ということになれば、ファンの衝撃は計り知れない。果たして2度目の「翼の反乱」も、滝沢の訴えでお咎め無しとなるだろうか? SMAPの後を追ってユニット解消となるかどうかは、2人の不仲説の真相次第かもしれない。
(ゼップ)
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