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「トイレの便座を下げる」戸田恵梨香、中谷美紀も要求する結婚相手の条件。男はなぜ、それをしないのか?

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戸田恵梨香

戸田恵梨香Instagramより

 戸田恵梨香(28)が10月23日放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)に出演。結婚観を明かした。

  つい先日、加瀬亮(41)との破局を伝えられた戸田。熱愛報道が途切れない印象を与えるが、しかし現在は特定の恋人がいないという(いても公言するとは限らないが)。30歳で第一子を出産したいと考えていたが「現実的に無理じゃないですか」とその願望はいったん取り下げたという戸田に、MCの上田晋也が「数カ月後に結婚してお子さん出来たってなれば(不可能ではない)」と投げると、戸田は「それ相手いる場合ですよね?」「(相手はすぐには)見つかんないですよね~?」と笑った。なんでも昨年、現役の学生である実妹が22歳で結婚したそうで、驚いたそうだ。

 そんな戸田の好みのタイプの男性は「トイレの便座を下げてくれる人」。「お店に行って便座が上がっていると(嫌な意味で)ドキッとする。使用済み感がある」とのことで、洋式トイレの便座はすぐ座れるよう下がった状態をキープしていることが好ましいと考えているようである。

 同じようなことを言っていた女優がいる。中谷美紀(40)である。彼女も『おしゃれイズム』で結婚や好きなタイプの男性について質問を受け、「そんなに高望みはしないんですけれども……できれば、トイレの便座を下げてくださる方がありがたいなぁ」と返答。その理由もやはり戸田に近いもので、「(便座を)下げてくれるということは、後の方のことまで考えてるってことなので、優しい方なんだなって思うんですね。見えないところでさり気ない気遣いができたら素敵だなって」。

 しばしばトピックニュースとなる、「男性の座りション」問題。立ってすると目に見えないレベルでも尿のしずくが飛び散り、床が汚れ、トイレ個室内のニオイも臭くなる。にもかかわらず、個人宅の洋式トイレで「立ってする」男性が少なくないことは、様々なアンケート結果で明らかになっている。もちろん、すべての男性が「洋式トイレでも立ちション派」というわけではない。清潔を心がけ、自宅や知人宅の洋式トイレでは座って用を足すという男性も少なくない数いることがわかっている。しかし頑なに「洋式トイレ“なのに”立ちション」を貫く男性には、疑問がある。

 公共施設の男性向けトイレは、洋式が設置された個室と、ズラリと並んだ立ち小便用の便器の両方がある。立ち小便用の便器は、立って用を足すためのものなのだから、そこで立ちションスタイルになるのは当たり前だ。日本だけではなく世界各国の公共施設に、男性が立ち小便する用の便器は設置されている。立ってするのがやりやすい形状だということもわかる。

 翻って、洋式トイレは、立って用を足すためのものとして設計されていない。立ちション用ではないトイレでも、立ちションスタイルを崩さないのはどうしてなのか。男だから、女だからという性別の区分ではなく、「立ち小便用だから」「洋式だから」というトイレ区分によって、排泄スタイルを柔軟に変えれば良いだけのことではないのか。「うんこは座ってするものだけれど、小便は立ってするもの」という固定概念にとらわれて、便座の形式を無視した我流を通そうとするのは、合理的でない。

 個室の和式トイレで排便する際は、男性も女性も同様の姿勢をとるだろう。それと同じことで、洋式トイレで排泄する際は、小便オンリーであっても座って用を足すことが自然ではないだろうか。この認識が広まれば、戸田や中谷が「いいな」と思う男性も飛躍的に増えるし、各家庭のトイレの床も、掃除の頻度が減るだろう。

(犬咲マコト)