恋愛・セックス

ロバート秋山竜次のカキタレになりたくて追いかけた2001年の処女

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 バイト先の激安回転寿司屋の同僚である1歳年上のFラン大学生に、スタッフルームで突然膝枕されたことで恋に落ち、むりやりお台場デートを取りつけ3日後に告白。その日の夜、やたらお香が立ち込める彼の一人暮らしの部屋で貫通。そして2カ月後には「××さん(バイト同僚)が好きだから」との理由でフラれ、バイトリーダーのOさん(28歳。前歯がない。税金を滞納している。声は池谷直樹にそっくり)に、「有屋町ぃ、おまえ、お笑いばっかり行ってるから、愛想つかされたんだよー」とダメ出しされるのでした。

 さて、ヴィジュアル系、野球選手、ともに常に持っていくのはセミプロ女性。芸人は? 秋山氏はあのピタT巨乳とイタしたのだろうか? 正直わかりませんが、のちの実話誌編集者時代、私は“カキタレ”と呼ばれる女性に取材する機会に恵まれました。

 名前はRちゃん。当時弱冠20歳。彼女は歌舞伎町のキャバ嬢で、某漫才コンテスト優勝経験のある芸人のカキタレ、との触れ込みで、編集部の信頼できる先輩に紹介されました(先輩は彼女をネタ元にしていた)。

 Rちゃんの源氏名は2chの芸人スレに飛び交っており、「◯◯の子を妊娠した」とか、「俳優の▲▲にも手を出している」とか、罵詈雑言含め華麗なる遍歴で語られていました。彼女に会い話を聞くと、実際にすごいんですよ。サイゾーも真っ青のゴシップの宝庫。「G・Mは乱交パーティーをしている」とか、「Eはデブ専風俗マニアで、店には彼のサインが飾ってある」とか、「Y・Tは鬼畜セックス。女をものとしか思っていない」とか、旬な芸能人のゴシップをディティール細かく教えてくれるんです。

 そのなかで私が記事にしたいと思ったのが、「AのS・Sの、大麻吸引写真がある」でした。

「S・Sが水パイプで吸ってる場面なんですけど、私の友達がヤッたときに吸ってて、その子が撮った写真があるんです。あいつ、常習でヤバいですよ」

 あのSクンが!? と湧き立ち、編集長に報告するとGOサイン。「次に会うときにその子(S・Sとヤッたという友達:Bさん)も連れていく。写真も渡す」というので約束の日に会いました。その日はRちゃんの彼氏だという純朴そうな年下の青年も同席していました。

「もしもし? Bちゃん? あとどのくらいで来られそう?」

 目の前でそんな電話を何回かしていましたが、2時間経っても3時間経っても、肝心のBさんは来ません。埒があかないので、RちゃんからBさんと呼ばれる子の電話番号を教えてもらい、「紹介料」として謝礼を渡しお開きに。

 翌日、Bさんに電話をしました。

「は? 何の話ですか?」
「いや、だから、Rちゃんに番号を教えてもらいまして。Sクンの写真を……」
「R?」

 数秒無言になったあと、受話器からはSの「ふふっ」という笑い声が聞こえてきました。

「騙されてますよそれ(笑)」

 芸能界――それは、虚実入り交じる偶像の世界。そこに群がる者もまた、虚に魅入られてしまうのです。と、格好つけてしまいましたが、私がこの三部作で言いたかったのは、「現実の処女喪失は、とてもしょっぱい」という話でした。

 ちなみに、“有名人とヤラせろおばさん”こと有屋町はるが辿り着いた「ヤレる有名人」の結論はズバリ! サブカル文化人でございます! もはや有名人でもなんでもねえ!

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有屋町はる

AVメーカー広報、実話誌編集を経てフリーライターに。現在は週刊誌にて、中年男性目線の芸能記事やピンク記事を中心に執筆中。U15アイドル周辺が好き。