彼らが賢いのでしょうか?
いろんな男性と話しましたが、印象的だったのはみんなご丁寧に名前と職業をセットで教えてくれるんですよね! 「経営者やってる○○だよ」「××です。仕事はコンサルね」なんて具合に。中でも最高に面白かった人は、突然腕をつかまれて「俺、神経科医なの。ちょっと座って」とソファに座らされ、「神経科医ね、わかる?」とご丁寧に名刺も見せてくれ「神経科医の△△△△だから。覚えといて。とりあえず連絡先教えて」とコミュニケーションのかけらもないお医者さん。LINEの第一声も「神経科医の△△△△です」って、もうどんだけアピールしたいんだよ!
仕事アピールする人の他にも、「俺も六本木住んでるんだよ」と自宅の写真を披露してきたり、誰とも会話らしい会話に発展することはありませんでした。数人はイケメンで話も面白くて華やかな職業の人もいたのですが、彼らはあくまでゲスト的な存在とのこと……。うぅ、紛らわしい。
「とりあえず、みんなお金持ちだっていうことはわかりました」とNさんに言うと、「お金だけ持っててナンパする度胸はない、こういう場所でしか女の子を見繕えない人たちですよ」とこれまた冷静すぎる分析。
確かにみんな面白い話をするわけでもなく、ノリがいいわけでもなく、女の子たちを褒めたり楽しませてのせようとしているわけでもない。ただ「いい仕事してますよ」「いい部屋に住んでますよ」というスペックアピールしかしていない! しかも、悲しいかな、みんなブサメンでもないし、何だったらオシャレな人もいたんです……。なんか、もっとみんな頑張ろうよ! って思うわけですよ。いや、ある意味省エネで賢い方法とも言えるのかなぁ……。
終電が近づき、だいたいの人とは喋ったので部屋をあとにしました。帰りのエレベーターで他の女性参加者の何人かと一緒になったのですが、「つまんなかったね! パエリア美味しかっただけだわ」「マジ収穫パエリアだけ」と衝撃の会話を聞いてしまいました。