「歌手として成功できなかった彼女が息子に大成してほしいと願うのは自然のこと。事務所の名前はMJドリームシスですが、ここには“ミンジョン(MJ)の夢”って意味もある。つまり、息子がビッグになることこそ彼女の夢で、その夢の実現が旧所属事務所SMの妨害に合っていると裁判を起こしています。韓国の演歌には“恨”の情が宿っているといわれます。虐げられたリ、離別を余儀なくされたりしたときに抱く感情です。彼女の場合、一般的なステージママの意識に演歌的な“恨”の想いがプラスされて、モンスターペアレンツならぬ、モンスター・ステージママになったんです」(同編集者)
あのR&B歌手の母親も…
そこで、厄介なことが生じているという。
「彼女が中途半端に芸能界に通じているから厄介なんです。飲食店をやっているアイドルの親が子どもの仕事に首を突っ込んで失敗するのはK-POPアルアルですが、彼女の場合、中途半端に芸能界に通じているから面倒くさいし、中途半端ゆえ同じ業界で騙されたりする。昨年末に行った日本ツアーの主催者が当日現場から逃げ出し、事務所もファンも主催者に騙されたのは語り草になっています」(同編集者)
元演歌歌手の売れない母親が自分の子に夢を託すのは、この母子に限った話ではありません。日本のR&Bシーンで注目される女性歌手のCKさんもお母さんが在日コリアンの演歌(というかムード歌謡?)歌手で、ミヌと同じ構図が見られます。つまり、母親が現場で必要以上に張り切り、彼女の活動を阻害し、CKさんは今も実力を発揮できぬまま。余りに親バカな母親、これもコリアン演歌アルアルといえそうです。
残念なまま入隊すると想定されるノ・ミヌ。彼の健康や体も心配ながら、彼の入隊中、お母さんがどれだけ気を病むのか、そっちのほうが心配です。
佐々木薫:ミヌがかつて在籍したV系バンド、THE TRAXのファン。
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