ちなみにみっち氏が理事を務める協会では、「女性だけが試みることを許された禁断の全脳活性法と人生開発の秘儀的レッスン」という〈アマナレッスン〉なるプログラムがあります。HPの説明によると〈女性器に対する知識や官能体質になるためのマインドセット、実践技術によってオーガズムによる自己調整や自己開発の手段を得て、女性が自分自身とつながり、自己肯定感を上げていくレッスンプログラムです〉とありますが、簡単に言うとマスターベーションの技術を磨き感じやすい体になりましょうということでしょう。
性愛ビジネスはおいしい?
こちらは協会への加盟金に25万円、講師になるための研修費に 75万円。〈性愛エネルギーをあますことなく享受するには、まずは自分を知ること〉というのはいいとして、100万円のお布施で、適当なウンチクとマスターベーションの方法を教えていただくって凄い発想。同書で性のパワーで幸せをつかみたい!と感銘を受け、この講座に転ぶ人っているんでしょうか。
性にアイデンティティを求めることはアリでしょうけど、個人個人の性も人生も千差万別ですから、性を開発すれば幸せになる! という単純なものでもないでしょう。それを自己啓発商売に仕立てるのはどうやっても無理があり、冷えさえとれば、毒素さえ排出すればあらゆる不調は解決! と謳うトンデモ健康法とやってることは変わらないような。
さて次回は、現在第2子を妊娠中という子宮系女子のトップである子宮委員長はる氏の新刊『美人は子宮でつくられる』(大和書房)とその他の子宮物件をご紹介予定。子宮から「もう結構です」という声が聞こえてくる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはきっと気のせいですので、お暇でしたら引き続きどうぞお付き合いくださいませ。
(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)