支離滅裂ツイートに登場する”兄”は、テレビ出演の文脈から察するに長男で高齢者住宅事業を手掛ける会社代表の下河原忠通氏だと思われる。2013年の『24時間テレビ』に兄妹そろって出演した経緯があるためだ。同氏もTwitterはやっており、10月17日に「恒例の兄弟会招集」「ヘルスケア領域の商売で全国展開している弟の仕事現場に兄弟で遊びに来た」とツイートしている。きょうだいの仲は非常に良さそうだ。
さて一方、朋ちゃんが前述の支離滅裂ツイートをした発端は、10月16日に開かれた家族の食事会にあると、8日発売の写真週刊誌「FLASH」(光文社)が伝えている。次兄は不仲を否定しているが、食事会の席で現在の妹の交際に関する話題になり、兄たちの発した言葉がいたく彼女を怒らせたというのだ。その詳細はわかりかねるが、「あの男性はやめておいたほうがいい」的な忠告だったのか、はたまた「結婚を焦らないほうがいい」となだめたのか……いずれにしろ、「弁護士をつける」と言い張る時点で、朋ちゃん側が普通でない精神状態になっている。些細な言動から自分が全否定されたように感じて強いストレスを受けたとするならば、それこそが問題の根幹だ。また、もう40代の女性であるにもかかわらず、家族がその存在を守りすぎてきた側面もあるのかもしれない。
前出の長男ツイートでは、17日「今夜は、これからきょうだいにどんな困難が訪れようとも必ず助け合っていこうと約束を交わしました。」、22日に「今夜も家族会議。結果ね、どこまでいっても家族は家族なんだってことになるんだよ。だから大丈夫。大丈夫だよ。」ともある。家族が助けあうことも大切だが、手を離し見守るタイミングもまたある。すべてはケースバイケースだが、歌手・華原朋美がひとりの大人の女性として自立すべき時が近付いているのではないだろうか。
(エリザベス松本)