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饒舌な子宮いわく、一番の美容法は「誰でもいいからセックスして、マジイキ」…雑すぎる“メソッド”を広める罪!

【この記事のキーワード】

 ちなみに同書で最もゲス度が高かったのは、子宮委員長の風俗嬢時代のサービス内容でしょう。せっかくおきれいにまとめようとしている企画が、一気に台無し。子宮委員長らしさが失われていなくていいよねという見方もできますが。セックスで開運して幸せになる秘訣は、とことんオーガズムを感じること。子宮としては気持ちよくなることが最重要でイクこと以外はどうでもいいそうです。

 風俗嬢時代は自分がオーガズムを得られるオナニーのスタイルをセックスに持ち込み、イケるように男性にサポートしてもらうという「マジイキサービス」を実施していたと語ります。

またも雑な、風俗サービス史上論

 確かにセックスは相手まかせでなく、自分の気持ちよくなるコツを自分で把握しておくことは大切ですが、風俗で行われるのは「サービス」であることが大前提であり、プライベートなセックスとは基本的に別モノでしょう。風俗嬢時代のサービス内容を公開されても、なかなかお手本にしにくいものがあります。

子宮はいつでも自分の「快」を求めるもの。それに忠実に行動したら、自分もセックスでマジイキできるようになり、相手の男性もすごく気持ちよくイケるようになった。自分も周りもハッピーになったのです

とありますが、それはすごく個人的な話で、伝授しまっせ! というレベルのお話ではないのでブログでやっていてほしいレベル。

〈子宮を特別なレディのように大切に扱う〉といいながら、セックスはエステやエクササイズくらいのカジュアルなものとしてとらえてOK。精神的に子宮を崇めても、やっていることが真逆ですので物理的に子宮の健康に悪いわ~。ラストでは、

もともと持っている、キラキラ輝くあなたらしい美しさを必ず取り戻すことができるのです。

とまとめられておりますが、キラキラというより、完全にギラギラ系魔女に変身するでしょう。子宮系女子たちの憧れを集める子宮委員長ですから、それでいいのだ! なんでしょうけど。新刊もやはり、一般女子には全く適用できない子宮活用術でありました。

子宮委員長の夫も処女作を出版

 実はとっくに子宮委員長の夫・岡田氏の著書も発売されている予定だったのですが、こちらは延期という憂き目を見た模様です。「まだ発売時期じゃない……!」な~んてお告げが妻の子宮から届いたのかと思っていたら、岡田氏のブログによると「ライター降板」との事情があったようです。作業が遅れていることを詫びながらも、「まったくこの原稿が書けない」とサジを投げた担当ライターからのメールがさらされておりました。

 仕事を途中で放棄すること自体は褒められた話ではありませんが、同業者として、心底同情してしまうかも。子宮系女子(とその周辺)たちのお説読んでいると、本当に本当に意味が分かりませんから。考え方や価値観が理解できないという次元ではなく、まずは日本語として解読難解。これを商業的な文章に再構築するのは、さぞかしご苦労でしょう。途中までとはいえ、心底お疲れ様でございました。※という原稿を書いているまさに今、Amazonより出荷されたようですので次回、追ってご報告いたします。

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山田ノジル

自然派、エコ、オーガニック、ホリスティック、○○セラピー、お話会。だいたいそんな感じのキーワード周辺に漂う、科学的根拠のないトンデモ健康法をウォッチング中。当サイトmessyの連載「スピリチュアル百鬼夜行」を元にした書籍を、来春発行予定。

twitter:@YamadaNojiru

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