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キスは良いけど性行為は無理、な臆病メガネに絶句/『逃げ恥』第7話レビュー

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 今週の中盤から「ドラマなのにすべて上手く行きすぎだ」とは思っていたんです。落ち着くにはまだ早すぎるし、こんなにあっさりしたハッピーエンドを迎えるドラマじゃないことも、心の奥底では承知していました。

 それでも、みくりのことを抱きしめていたはずの平匡さんが、身体を剥がして「……ごめんなさい。無理です、僕には。そういうことがしたいんじゃありません。すみません」と拒絶し、みくりが「私こそすみませんでした。忘れてください」とキッチンに逃げ込み、震えた手でワイングラスを流しに置くシーンは、見ていて辛いものがありました。その上、みくりは平匡宅を出て、実家に帰ってしまうのです。

 せっかく殻を破って、大きな一歩を踏み出したとしても、「プロの独身」なんて自分に言い訳して逃げる平匡さん。“逃げるは恥だが役に立つ”とはいえ、本音を言ってくれないとわからないことだってあるし、中途半端が一番傷つくんですよね。キスはいいけど“そういうこと”は「無理です」なんて。そんな、平匡さんしかわからないボーダーラインを突き付けられるなんて、いつまでもみくりは平匡さんの気持ちを頑張って汲み取って、自分の思いを飲み込み続けなければいけないのでしょうか。平匡さんを呼びつけて説教したい気持ちを押さえて、絶対に次回も見ます(まんまと)。
(ドラマウォッチ:ナチョス)

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