また、KinKi Kidsとしてほぼ毎年ライブなどは行っているものの、2人そろってのメディア露出は少なく、現在は『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)にレギュラー出演しているだけ。ラジオ『KinKi Kids どんなもんヤ!』を毎週放送してはいるが、光一と剛が交代で出演するという形式を取っているので共演することはほとんどない。
加えて王子様キャラの光一とマイペースキャラの剛という全く異なるキャラクターのおかげで、KinKi Kidsファンは「KinKi Kids好き派」と「光一オンリー派」「剛オンリー派」の大きく3派閥に分かれおり、KinKi Kids好き派が大多数を占めるものの、他グループに比べてオンリー担当の割合が大きい。光一オンリー派のなかには剛に対してかなり厳しい批判をしているファンもおり、定期的に解散を希望するツイートが出回るほどだ。
光一は、現在の自分にとって、芸能界を引退して一般人に戻るということは考えられないとも語っている。この言葉からはユニットを解消するだけではなく、芸能界からの引退を考えたことがあるとも見て取れるだろう。
ちなみに3カ月前の『日経エンタテインメント!』9月号では、日本の芸能界は純粋な実力社会ではないというコメントとともに、作る側も見る側も作品を楽しむのではなく、出演者を見ているという独自の考えを披露。この意見には「タレントのゴリ押ししまくってるジャニーズがそれ言うな!」と批判の声も上がったが、ジャニーズだからこそ、「KinKi Kidsが出ているから見る」「光一だから舞台を観に行く」なんていう意見に嫌気が差したのかもしれない。
12月号のコラムでは、考えた末に結局は解散を選ばなかった理由を「僕は僕のやり方で、彼は彼のやり方で見せればいい」と視点・考え方を転換させたことにあるといい、今後のKinKi Kidsについても語っている。あと数年で40代となる二人、大人のアイドルとしてどのような活動を見せていくのか、期待したい。
(ゼップ)
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