もう一人、モテっぷりを披露したのが安藤。以前、千原せいじのバーで働いていた際に、巨漢な女性好きの男性からモテモテだったそうで、安藤が店に出る日は売上げも伸びていたという。そこで安藤はせいじいわく“客の中でも3本の指に入る男前”と付き合うことに。相方のカズレーザーもその男性のことを「hydeのようなマジのイケメン」と絶賛。しかしその男性は抱いてくれなかったので別れることになったらしい。なお、オカリナは今世での結婚を既に諦め来世に期待状態、いとうあさこは46歳になって「もう無の境地」と、こちらはあまり恋愛は充実してないそうであった。
少し前まで、女芸人には「モテないイメージ」がつきまとっていた。たとえば千原ジュニアは、ラジオやテレビで常々、女芸人の立場がいかに大変かを語ってきたが、ジュニアいわく、「男の芸人は売れればお金も手に入るし、モテるようになって女も手に入ると良いこと尽くし。しかし、女芸人は面白くなれば面白くなるほどモテなくなる」。確かに容姿の評価が高くない芸人が美人と結婚することは頻繁にあるうえ、中には女優やモデルと夫婦になるケースもあるが、女芸人がイケメン俳優と結婚したパターンは見当たらない。昨年、アジアンの隅田美保が、テレビでブスいじりをされることから婚期を逃したとし、テレビ出演を控えることを決意したことが話題になったことも記憶に新しい。さらに女芸人は、結婚や出産を経ると、「つまらなくなった」と批判を浴びることさえある。
しかし「彼氏いない/モテない」が定番ネタだった時代から、恋愛の充実をトークできる時代へと、テレビも社会も変化しつつある。自虐を笑いに変えるネタはもはや古い。今回の番組には出演していなかったが、渡辺直美の「ヤリマンネタ」も冴えている。芸も恋愛も貪欲に追い求める若手女性芸人たちには、これからもモテ自慢を続けてほしい。
(ボンゾ)
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