
メイク本出してくださいよ~。/メイクで雰囲気はかなり変わる。左:「美的 2016年 09 月号」、右:「美的 2016年 11月号」
12月7日放送の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)最終回は、平均視聴率12.3%。ドラマ不況の中、最終回だけでなく全話にわたって2桁台を叩き出す健闘ぶりを見せた。その主役・河野悦子を務めた女優の石原さとみ(29)が、同日放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)に出演。メイクについてのなみなみならぬこだわりを明かした。
「ドラマとか、映画とか、舞台のお芝居に関する時はメイクは自分でするようにしていますね」と、演じる役柄に合わせてメイクを研究し、自分で化粧を施すと語る石原。「夜な夜なやってますよ。ぶわーっとメイク道具広げて、この子はどういう子かなと思いながら、リップからシャドウからチークから眉毛の色から、全部選んでますね」と明かした。通常、役者が芝居をするときのメイクやヘアセットはプロのヘアメイクアップアーティストが演出家と相談したうえでイメージを固め、行うもの。しかし彼女は自分で演じる役柄を想像し、そのイメージに合うようなメイクを日々考察しているという。
石原さとみといえば、第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン『ピュアガール2002』グランプリ受賞を経てのデビューから数年は垢抜けない印象が強かったが、今では女性が“なりたい顔”アンケートをとれば必ず上位に食い込む女優だ。昨年の『美的』(小学館)においても“なりたい顔”「美的ベストビューティウーマン」の1位に輝いているほか、今年の「美レンジャー」のアンケートでも2位に食い込んでいる。男性を対象とした『助手席に乗っていたら思わずドキッとしてしまう横顔美人は?』なるアンケートでも3位。石原が可愛いという事実はもはや疑いようがなく、男女問わず憧れの対象であることは間違いない。その可愛い石原がメイクの研究を夜な夜な続けていることに、ネットでは「あの可愛らしさは努力の結晶なんだな…凄まじい」「メイクは全て自分ってすごい。何もかも完璧で憧れ」「プロ意識高いな」「だから可愛いんだな」など、衝撃と賞賛のコメントが相次いでいる。
石原さとみがとてつもない努力家であることはメイク以外にも言えることのようだ。濃いめの青汁、大根おろし汁、酵素玄米や雑穀米、おやつ代わりはアーモンド、酵素風呂、岩盤浴、ヨガ、ピラティス、加圧トレーニングなどなど、美容と健康に良いとされるあらゆる方法を実践。自宅では加湿器を1年中かけ、寝室だけで複数台稼動させているという。何より保湿に気を遣い、ボディも顔面と同じように化粧水・乳液・美容液・クリームなどを塗るというからちょっと真似できないレベルだ。特徴的な厚みのある唇は特に念入りケアをしているそうで、唇専用のスクラブでクレンジングし、リップクリームも複数の種類を使い分けるほど。そもそもドラマ撮影等で長時間拘束されているだろうに、そのうえ風呂にゆっくり浸かって、夜な夜な自宅でメイク研究もしているとしたら、一体いつ寝ているんだと疑問に思うが、「短時間でもしっかり眠れば、肌も体調も快調」と考えているそうだ。
また、ここ何年か英語を話す役柄が多く舞い込んだ(月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』で英会話教室の講師、今年公開された映画『シン・ゴジラ』にて日系3世の米国大統領特使、カヨコ・アン・パタースンを演じている)が、短期のアメリカ語学留学と国内の駅前留学で英語力を身につけて臨んだという。その実力については『シン・ゴジラではルー大柴みたいだった』『発音が良さそうだけど訛っている』と辛口評が多いものの、努力家であることは疑いようもなさそうである。
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