本当はニャンニャンしたい
――最後に、田淵さんは、どんなふうに“される”のがお好きですか?
田淵「古い言葉ですけど、わりと『ニャンニャン』って感じが好きなんですよ」
――ほお。
田淵「和気あいあいと」
――お互いにニャンニャン?
田淵「そう。チュッチュ、ニャンニャンって。いわゆる可愛らしいやつ。僕の先輩はハードボイルドな人ばかりだったんで、『男はこうやって女を愛せ』みたいな『男は女がニャンニャンしてきたら、大人の対応でスッとかっこ良く受け入れろ』っていうセックスを覚えちゃったんです」
――男はニャンニャンしちゃいけないって思ってたんですね。
田淵「そう。だけど根本はニャンニャン、ゆる~い感じが本当は好き……。いろんなことやらされすぎて、どんなパターンでも対応はできますけどね」
――乳首はどんな刺激がお好きですか?
田淵「軽めです。乳首をすごい噛んでくる人いますけど、そういう人って自分がやってほしい強さを必ずやってるんですよ。男もそうなんですけど、チューーーーって思いっきりベロベロする人って、自分がそうされたい強さなんですよ。そういう場合は『もうちょっと優しく噛んでください』って言わない限り相手はわかんないですよね」
――でも相手の女性は強く噛んでほしいんですね。それを察知してそうしてあげる、と。
田淵「そうします」
――「相手に責めさせてみれば、どうしてほしいのかわかる」ということですね。おへそとか耳とをペロペロされるのは好きですか?
田淵「昔、体が弱かった時はくすぐったくて嫌だったんですけど、身体が強くなってからは気持ち良くなりました。くすぐったがりって脾臓が弱くて、身体がちゃんとできてない人なんです」
――フェラチオはどういう風にされたいですか?
田淵「わりと強めが好きです。でも、あんまり強くされるとイッちゃいますけどね。イッちゃって口の中に出して良いなら良いんですけど、出してもOKな人のほうが少ない、かな? たまに精子を喜んで飲む女性もいますけど、多分こういう女性は少数派なんだろうなと思ってます」
――ではお尻は?
田淵「アナルは健康度と密接な関係があって。健康な人っていっぱいうんちが出ていて、アナルがしっかりしているので、いじられるのが快感なんですよ。いじられるのを嫌がる人って便秘がちであんまり体の調子が良くない人。本当の健康体って、いっぱい汗かいて、いっぱい運動して、いっぱいうんちを出して、いっぱいセックスして……」
――とにかく身体の内側がいっぱい動いてるんですね。では、田淵さんはアナル責めは好きですか?
田淵「最近何となく慣れてきました。健康になってきたので。昔はすごい嫌だったんですよね。とはいえ、まだ快感まではいかないですけど、嫌ではないです」
――舐めるだけじゃなくて、アナルに指を挿れられるのはどうですか?
田淵「ちょっとくらいだったらいいですね。いわゆる前立腺マッサージは、上手い人だったらいいですけど、そんなに上手な人は多くないと思います。昔、前立腺マッサージが流行った時に、後輩に誘われて池袋の風俗でやってもらったことがあるんですけど、すごい上手い人で。知らないうちに出ちゃうっていうか、前立腺を触られると勃ってないのにイク感覚になるんです。その上、精子が出る時はめっちゃ上に飛ぶんですよ。感動しました。
男は前立腺を刺激すると勃ちが良くなるんです。男の前立腺ってアナルに指を入れて第二関節くらいの部分にあって、一本なら指に馬油とか付けると誰でもスッって入るんですよ。入れてクックックッて刺激すると、ちょっと押されるような、おしっこがでるような感覚になってくるんですけどね。絡み前に勃ちが良くなるのは、前立腺マッサージか田淵式スクワットです。勃ちが2~3割違います」
――なるほど。最後に、同書内で一箇所だけ疑問に思ったところがあったんです。「よく濡れるし、女らしくて感度もいいのは、身長150cm以下ぐらいで微乳の女性。26年で1万人を相手にした僕の経験則」。著名人だと矢口真里さん、miwaさん、谷亮子さんなどが当てはまりますが、感度って体つきに左右されるんですか?
田淵「僕のデータでは、左右されます」
――となると、150cmオーバーの女性は150cm未満の女性ほど気持ち良くなれないってことになるじゃないですか。
田淵「いや~、まあ、そう。まあ~、同じ女性でも人の感度はわかんないじゃないですか。だから、それはもう置いといていいんじゃないですか?(笑)僕ら男性でも、他人がどれだけ気持ち良くなっているかなんてわかんないですから。あくまで僕のビックデータの話なので。そんな『150cm未満の女性ほど気持ち良くなれないのか』なんて話は受け付けませんというか、知りません(笑)。でも感度良くするには体温を上げる、これは間違いありません」
――体温ですね、了解です。ありがとうございました!
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