23日放送の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)第11話が平均視聴率22.8%を獲得し、今年の民放連続ドラマ1位となりました。ちなみに2位は『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)。どちらにも出演している岸部一徳、恐るべし。
さて。倒れた城之内先生(内田有紀)を検査してみると、大門(米倉涼子)でも完全切除が不可能な状態の局所進行膵癌でした。すべてを把握していた城之内先生は、中国の大富豪・王超(矢野浩二)が新設する病院への引き抜きの話を受け、「残された時間を使って娘にお金を残したい。王超からがっぽり契約金もらってから死ぬつもり」と語ります。そして、大門の執刀の申し出を断り、娘の舞(藤井杏奈)に病気がバレないよう協力してほしいと頼むのです。
そんな時。北野先生(滝藤賢一)の超VIP患者が、最新器具(うん千万円相当)を使う手術を行うことになり、第三助手の指名を受けた大門。普段であれば絶対に断る“第三助手”での手術参加を受け入れます。そして大門は、北野の手術が無事終わると、使用した最新器具をネコババ!! 加地先生(勝村政信)と原先生(鈴木浩介)にバレちゃうんですけど、何とか逃げ出して城之内先生のもとへ向かい「あんたに死なれちゃみんな困る!」とその器具を使って城之内先生を手術すると説得したのです。北野の手術に参加したのは、城之内先生のためだったってわけです。
そして、AM3時(!!)に神原名医紹介所の麻酔医とオペを開始しようとしたところ、加地先生と原先生が手伝ってくれるんですね~。手術は途中までトントン拍子に進んでいたものの、このまま続けると心臓が耐えられないほどの問題が生じてしまいます……。涙目で動揺する大門に向かって「大門、お前、失敗しないんだろ」と落ち着かせる加地先生、それでも、さらに涙を溜めて「これ以上は……」と震えた声で嘆く大門。すると見学席から見ていた晶さん(岸部一徳)が「未知子、閉じなさい」と一言。そして大門は、泣きながらインオペを告げるのです。
その後、大門が器具をパクったことも無断オペをしたことも院長集団にバレたんですけど、何とか大門が言いくるめちゃって、城之内先生はタダで特別室に入院することになりました。しかし同時に王超にもバレて、引き抜き契約は白紙になっちゃいました。城之内先生は、これを機に「本当は生きたかった」と真意を大門に語ることになったのです。話を聞きながら涙ぐみ、デスクに戻って治療法に悩む大門に、「失敗じゃないけど、自分にはどうしようもなかったっていう敗北感は、医者なら誰もが経験してる。人知の及ばない領域だ」と声をかける加地先生。タイミングばっちり! 大門はもちろんシカトですけど。
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