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「打倒BIG BANG!」を掲げる前科12犯の韓国人音楽プロデューサーがヤバい

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BIGSTAR「思い出した」YouTubeより

 韓流の裏も表も知っているスペシャリスト3人がリレー形式で、とっておきの極秘ネタから、先取りしたい注目スターまでをこっそり教えます。

 当連載第8回で、ボーイズ・アイドルグループのネーミングの肝はビッグなこと、つまり、デカけりゃイイとお話ししました。“大きい”から短絡的に“宇宙”を連想するため、スペーシーな名前のグループや「僕たち、違う星から来ました」というトンデモ系アイドルが現れるわけです。しかも、それらの多くがヒット曲を放っているのですから、ビッグなネーミングは成功のための定石。この意味で来年、日本でのブレイクが確実視されているチームがBIGSTAR。もう、その名前だけで合格~! ってくらいのアイドルです。

プロデューサーが強面すぎ!

 彼らを仕掛けるのは“勇敢な兄弟”という名を持ちながらも、ひとりで活動するプロデューサー。ヒット曲を量産するため「マイダス(触ったもの全てを黄金に変える能力を持つ神)の手」と崇められていますが、両腕にはタトゥーをびっしりと決め、作曲家になる前は前科12犯とリアルにワル。BIGSTARのプロモーションも兼ねて積極的にテレビ出演しているのですが、左腕の彫り具合がお見事すぎるため、地上波テレビでは黒の長袖がマストですが、ただでさえゴツい風貌に、カタギの人間はビビっちゃうこと必至の人物です。一方で、首元にはキスマークのタトゥーもあるなど、ちょっとお茶目な面もアリ。

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 ただ、彼のマインドはあくまで“勇敢”で、日本進出を目指した2012年頭には、サンドーム福井と大阪城ホールでのライブを計画。さすがに日本初上陸のイベントで、いきなりキャパ1万人超の会場は無理だった様子で、どちらも途中で頓挫し、無謀なプラニングは彼の“勇敢”な魂を証明するだけに終わりました。

 それにしても曲を量産しすぎているせいでしょうか。“勇敢な兄弟”は同じ曲調が目立つことでも知られています。どんな曲調かといえば、トシちゃん(田原俊彦。こちらもビッグなのは偶然?)の「バイバイ哀愁でいと」っぽい感じ。思わず空耳してしまいます。どの曲を聴いても似たりよったりなことから、次第に飽きられていた感のある“勇敢な兄弟”が、初めて全面プロデュースした男性アイドルグループこそ、このBIGSTARという次第。

 売れっ子アイドルのBIG BANG(以下、BB)が宇宙の始まりなら、「俺らはもうBIGな星だ」ということでしょう。ただ、正面からケンカを売ることはなく、本家そっくりのロゴでBBワナビ(信奉者)を気取り、本国ではデビュー当初からBBインスパイア系グループと揶揄されてきました。しかも、リーダーの声はBBのリーダー、G-DRAGONにクリソツ! さらに彼らは開き直ったかのようにBBの大ヒット曲「嘘」や「最後の挨拶」風な作りが光るセカンド・シングル「思い出した」で勝負に出ます。

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 では、本当に彼らはBBのパクリグループなのでしょうか?

 BBをスターダムへと押し上げた2曲をアレンジしたのは、何を隠そう「勇敢な兄弟」。かつて彼らの所属する「YGエンターテインメント」のプロデューサーだった彼には、「BBをメジャーにしたのは俺だ」との自負心があります。

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