二軍野球選手、V系バンドマン、若きお笑い芸人などなど、処女時代にチョイ上ランク(?)の男たちにバージンを捧げるべくおっかけ活動に励んでみたものの、結局B級グルメこと「サブカルおじさん」を食うことに落ち着いた有屋町はる、二児の母です。常日頃、喰える男市場で目を光らせている私ですが、ノーマークジャンルがあります。外国人です。いつも、韓国人男性にハマる女性の心理は楽しく読ませていただいていますが、英語からっきしの言語コンプレックスを持っているため、容易に近づけません。が、やはり興味はおおいにあります。
数年前、友人と2人でラオス旅行に行った際、イ・ビョンホン似(旅先フィルターがかかった状態)の韓国人男性に食事に誘われましたが、予定があったので断ってしまいました。その後悔から2日間は「あのときヤッていたら……韓国人ってオラオラ系なんだよね? どんな感じだったんだろう? 強引に後ろから……!? で、後日日本で偶然の再会を果たして……!?」とか終始無言で悶々と妄想に励み、友人を呆れさせたことはあります。
このように、ヤッたことはないものの外国人とのワンナイトラブは、ほんのちょっとの勇気さえあれば容易なんじゃないかと感覚的に思いましたが、真剣交際となると、どうなのでしょうか。
4パターンの出会い方
外国人との真剣交際や結婚を望む女性は、周囲に何人かいます。クラブ大好きで昔から黒人フェチなNちゃん、帰国子女でICU卒業のYさん、そして、先日『イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。』(ぶんか社)を上梓したバツ2(うち1度は事実婚)の漫画家・音咲椿さん。それぞれ交際したい理由を、こう言います。
Nちゃん「とにかく黒人が好きなの! ノリがいいし小さいこと気にしないから付き合いやすいし。チ◯コもでかいしね。一度白人と付き合ったけどダメだった。柔らかすぎなんだよチ◯コが!」
Yさん「逆になんで日本人と結婚しなきゃいけないの?」
音咲さん「マザコンの内縁夫との別れ&調停での修羅場など、もろもろ不誠実さに傷つき、『そうだ! 外国人だよ! 今こそ昔から憧れてた国際結婚よ!』」(コミックスより)
このなかでもっとも取っ付きやすく、誰もが通りそうな理由なのは、言わずもがな音咲さんではないでしょうか。私も今は既婚女性でありますが、いつそんな日が来るかわかりません。備えあれば憂いなし。そこで同書を元に、外国人の攻略法を学んでみようと思います。
まずは出会う方法ですが、野球選手やバンドマンよりも出会う機会ははるかに多そうなことがわかりました。
1.言語交換パートナー
言語交換パートナーとは、<お互いの母国語を交換し合って勉強するパートナー>だそう。カフェなどでタイプの外国人がいたら「英語を話しますか?」などいきなり話しかけ、言語交換パートナーを打診し、メアドを交換するだけ。ナンパの下心を悟られにくく、自然に近寄りやすいそうです。
2.マンツーマン語学レッスン
多数の外国人講師を紹介するサイトがあるそうで、そこには写真やプロフィールなどが載り、好みの外国人が選べるそう。音咲さんはここで、好みかつ安定した将来が見込まれるドイツ人男性を指名、何度かのレッスン後、飲みに誘われることに成功しています。
3.外国人出会い系サイト
有料ではあるものの、外国人の登録者はわんさか。ヤリ目含め、有象無象の男どもがいっせいにメッセージを送ってくるそうで、その様は日本人のソレとあまり変わらなさそうです。そんななかでも、音咲さんは地道に“お宝”を発掘し、数人のイケメンと出会っています。
4,カップリングパーティー
参加費は女性5000円、外国人男性タダ(!)という足元見られたイベント。しかしポジティブに捉えれば、タダだからわんさかやってくるだろう外国人男性を<狩り放題!!>。システムは日本のお見合いパーティー同様、外国人が1席ずつ移動し、数分間ずつ話す、回転寿司システムからの、フリータイム→気に入った相手を提出し、カップリング成立、という流れ。イベント会社によっては、男女参加費3500円というイベントもあるそうですが、いずれにせよ日本のソレは女性が優遇されるのに対し、外国人相手となると女性の負担額が大きいのが特徴のようです。それだけ、日本在住の外国人は価値がある、ということなんでしょうか。
でも、でも、果たして本当に“価値”があるものなのか――。その価値、私がサブカルおやじたちを喰い漁っていたソレと同じなんじゃなかろうか……?
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