
『Blue Diamond』スタイライフ
モデルでタレントの吉川ひなのが先月10日の夕方(現地時間)、ハワイで結婚式をあげたことがネットニュースなどで報じられた。
ご存知の通りひなのは2011年9月、かねてより交際していた一般男性との結婚と、同時に第一子の妊娠も発表しており、その後11月に都内で挙式・披露宴も行っている。昨年3月に長女も誕生し、いまやママタレの仲間入りである。そんなひなのが、二度目(いや、IZAMの時を含めれば三度目か)の結婚式。神田うのか?
ひなの婚プラン高すぎ~!
なんでも、一度結婚式を挙げているにもかかわらず再び結婚式をすることを、最近では“バウ・リニューアル婚”と呼ぶのだという。『離婚率が増加している昨今、カップルが5年、10年、その先も一緒に居続けることを祝うこと、周りに感謝すること、お互いに感謝すること』とひなの本人も解説している。
何度も結婚式を挙げる芸能人としては、一昨年に驚きの9回目達成を発表したタレント・神田うのがもっぱら有名で、むしろ唯一の存在でもあったが、これに吉川ひなのも仲間入りすることとなったようだ。確かに“バウ・リニューアル婚”、素敵なコンセプトではあるが、よほど金と暇を持て余していなければできない芸当だろう。少なくとも、二度も結婚式を挙げるなんていうことは、今の日本で浸透しそうにない。
デキ婚で妊娠中の披露宴だったため、改めて結婚式を挙げたかったのだろうか、とも推察できるが、おそらく別の理由からだろう。ひなのは7月にワタベウェディング株式会社と共同でハワイウェディングのプロデュースをスタートしている。また9月には同じくワタベウェディング株式会社とドレスブランド『alohina』を立ち上げた。しかもこの“バウ・リニューアル婚”の翌日である11日に、都内で行われたウェディング挙式プラン記者発表会が開かれている。“周りに感謝すること、お互いに感謝すること”という意味合いも込めているはずの前日のバウ・リニューアル婚は、明らかにこの宣伝のためだったと見て良いだろう。ひなののブログにも10月24日の記事で「この度、大好きなハワイで彼と二度目の結婚式を挙げました」と報告があるがそれ以降の記事ではひなのプロデュースのウェディングプランやドレスの記事が続いており、人生のセレモニーの報告というより宣伝の色が濃厚だ。
ワタベウェディングのウェブサイトには、ひなのプロデュースのハワイウェディングプランが2つ、掲載されている。そのうちのひとつであるホヌカイラニでのパーティパッケージの“ライトプラン”の金額を見てみると、来年に挙式するプランで53万4,000円。しかしよく見るとこのプランには衣装とヘアメイクが含まれていない。また料理も6名分となっている。ヘアメイク等含める“ベーシックプラン”だと76万3,000円。その他、ブーケをひなのプロデュースのものにアップグレードする金額は4万8,000円、同じくひなのプロデュースのウェディングケーキはMサイズで9万8,000円。サイトを見ると細々したものが“吉川ひなのプロデュース”と明記されており、気合いは入っているようだが……“吉川ひなのプロデュース リングピロー”はなんと1万8,000円! 高~い。
挙式プランの常ではあるが、なんだかんだと必要なものを付け足していくと簡単に100万円は超える。ここまでひなのプロデュースが徹底されていると、顧客は間違いなくひなのファンなのであるから、ひなのプロデュースのウェディングドレスも着用するはずだ。そうなるとさらに挙式費用は膨らむ。交通費をプラスすればもっとかかるだろう。ネット上では「ワタベは一番お金がかかる」などという声もあるようだ。日本での披露宴費用は約70名で約300万円が平均値と言われている。10名以下のプランでこの金額なのだから、日本で披露宴をやるよりも割高に見えなくもない。
1 2