ピ自身も入隊があったからMBLAQどころじゃなかった事情もわかる、としながらも続けます。
「けど、『もうちょっと関わってくれても良かったんじゃない?』というのが正直な気持ち。5人組として出発したMBLAQは最終的に3人組になり、辞めたメンバーの1人はMBLAQ時代を黒歴史として封印し、プロフィール上でもなかったことにしています。残ったメンバーに関していうなら、3人組になって以降、ダンスがおぼつかないメンバーもいて、なんかガッカリ。だから、ピさんの結婚も手放しでは喜べないんです」(同)
ピが関与しなくなったMBLAQの最後は悲しいほどに末期的でした。音楽チャート番組で1位を取った時のトロフィーや、関係者しか入手しえない販促用サイン入りCDがバッタモンや中古品専門の露店に売られていることが明らかになり、ファンさえもが見放してしまったのです。
「弟分の弟分」にも影響が。
「横流しするにしても、ほかのルートがあるんじゃない? いくらなんでも露店はあんまりでしょ」と、ファンならずとも嘆きたくなるほどの体たらく。仕掛け人たるピに「知らないでは済まされない!」と憤慨したくなる気持ちもわかりますよね。
さらにMBLAQの事実上の崩壊は、ほかにも影響をもたらしているようです。
「2014年にMBLAQの会社からMADTOWNというアイドルグループがデビューし、MBLAQの勢いがあったころは“MBLAQの弟分”をウリにしていました。当初はそのキャッチフレーズも有効的に働いたんですが、徐々にそれがマイナスとなり、最後はそのキャッチフレーズはボツになります。結局、ウリのない彼らはプロモーションの有効打に欠け、日本では大久保を活躍の舞台とする“大久保アイドル”に位置づけられているのが現状です。そんな劣勢を挽回すべく、MADTOWNは新たな事務所へと移籍し、心機一転がんばっているところ。彼らにはもう、ピ〜MBLAQという系譜は邪魔なだけなんです。歴史に“if”は禁物ですが、ピがMBLAQにもっと本腰を入れていたら、MADTOWNも花開き、違う展開になっていたと思われます」(韓流雑誌編集者)
“弟分”は崩壊し、“弟分の弟分”は仕切り直しを図っている……そんな状況で、ピは「最高のプレゼント」という新曲を発表。結婚を前にした、ファンへのプレゼントかと思いきや、歌の中身はまんまテヒへの個人的なプレゼント。そんな私的な歌を聞いても、何の感動も沸きません。
ファンも「人前で歌わず、家で歌ってれば、いいじゃん」とグチっていますが、彼自身は浮かれて周囲の気持ちなんてお構いなし。今後はファンのことも考えて、身の丈に合わないプロデュース業や歌手業には手を出さず、ひとりの俳優やダンサーとして、まっとうしてほしいものです。
佐々木薫:ドラマ「アイリス」を見ましたが、実はストーリ―を理解できていません。
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