二組目は香(榮倉奈々)と涼ちゃん(平岡祐太)。倫子と小雪とともに早坂さんから誘われた人気バンドのライブに行ってみると、昔「経済力ゼロの夢追い人を支える女にはなれない」と振った元彼・涼ちゃんがギターを務めるバンドだったのです。仕事で来ている早坂さんに連れられて楽屋へ行ってみると、「香……!!」「ここまで来れたのは全部香のお陰だよ。ありがとう香!」と無邪気な笑顔で抱きついてきます。香はまんまと舞い上がって運命を感じたのですが、涼ちゃんの彼女が現れ、意気消沈。「若い頃は平気で捨ててきたものが、今となっては絶対に手に入らない」「時間を巻き戻したい」「でも、もうあの頃には戻れない」と3人で飲んだくれます。
後日。彼女のいる涼ちゃんへの淡い期待を打ち消そうと、連絡先を消そうとした矢先。2人の思い出の場所にいる涼ちゃんから「香、会いたい」とテレビ電話がかかってきます。香は必死に「会う理由ないよ」「行かない」と拒むのですが、「会いたいって理由じゃないの?」「待ってるから」と。バンドマンってやっぱりクズなんですね。全員じゃないと思いますけど! その連絡から数時間後……香は行っちゃうんですね~。そして、涼ちゃんも待ってるんですよ~。売れっ子なのに余暇たっぷり☆ 香を抱きしめ「懐かしいな~香の匂いだ~」なんて言っちゃう始末。
その後、涼ちゃんは「見せたいものがある」と香を家に上げ、「約束したよな。何倍もデカイ東京タワー見せてやるって」と、昔、同棲していたアパートの窓からは極小だったそれを見せながら微笑むのです。悪魔です。もちろん香も約束を覚えていたにも関わらず、涙目で「覚えてない」と強がりつつも、そのままセックスしちゃうんですね。