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1日に3人とデートするための「告白させない」方法とは?

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黙っていてもモテまくる「地味女子」の、男の釣り方講座第三回

 ここで説くのは100人中70人からモテる方法。たった一人の王子様に「ダイヤモンドの原石である私」を見つけてもらうのではなく、70人のフツーの男を引っかけて、その中から一番気の合いそうな人を選ぶ……というストラテジーです。

 「ナチュラルに生きてるだけなのに、なぜかモテてモテて困る」そんな人生を行きて来た女性・タエ子さんに、「なぜアナタはモテまくるのか?」を執拗に問い、その理由を分析した結果が「釣りガール」だったのです――。

第二回講座はコチラ:ギャップ職人いわく「ほんのちょっとの笑顔で男は落ちます」!?
初回講座はコチラ:万人受けしたいなら、オシャレ心とおしゃべりはゴミ箱へ…

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タエ子:釣れすぎる余り、怖い思いをしたことだって数知れないわ。私に釣る意思がないのに、勝手に釣れた場合が一番やっかいね。

るう子:勝手にって、そんなことあるんすか!?

タエ子:そりゃあるわよ。釣ろうとした男の隣にいた友達とか、多いパターンね。まぁ、獲物に対してやってるリアクションをそのまま見てるわけだから、釣れるのも仕方ないのかもしれないけど。

るう子:な、なるほど……。

タエ子:一応注意しておくけど、友達同士で2人とも釣れた場合は、どちらも放流するのが得策よ。

るう子:え! もったいない!

タエ子:私も若いころは、同時に釣れた男を二股、三股してたけど、あれはそんなに良いものじゃないわ。疲れるし、気も遣うし。浮気がバレたことはないけど、スケジュールを組むのが大変なのよ。

るう子:タ、タエ子さん、それって贅沢な悩みすぎるような気が……。

タエ子:贅沢なんてことないわ。私の体は1つなんだから、スケジュール調整にも限界があるのよ。クリスマスや誕生日なんてイベントの時には昼、夕方、夜と3回デートしたもんだわ。忙しくてほとんど何も覚えてないけど。とにかくずっとお腹がいっぱいだったことは確かね。

るう子:そんなことって現実にあるんだ……。恐ろしいんですけど!

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タエ子:それでも、今の話の場合はまだいいのよ。もっと面倒なのが、ただのクラスメイトとか、部活の仲間とか、単なる会社の同僚とかね。こちらとしては全く興味がない上に、私にはいつでも彼氏がいるんだから、対応するのもうんざりよ。

るう子:うんざりって、モテてるんだからいいんじゃないの!?

タエ子:そうでもないわ。だって、全く無関係な人ならまだしも、フった後も学校や会社では今までと同じ関係を続けないといけないのよ。万が一怒らせようものなら、まるで私が悪者じゃない。

るう子:そ、そうか……。

タエ子:高校生のころで一番記憶にあるのは……同じ部活だった男ね。私、先輩にスカウトされて男子バレー部のマネージャーをやってたのよ。イケメンの人気がある先輩だったから入部して差し上げたの。そこで、部員の一人が何もしてないのに釣れたもんだから、本当に大変だったわ。

るう子:大変って、何が?

タエ子:だって、全然私の好みじゃないし、ほとんど会話したこともなかったのよ。なのに私のこと好きだってのがバレバレで、他の部員も全員分かってたわ。それに、ネックだったのが彼がバレー部で重要なポジションにいたことね。彼がいなくなったら部活が成り立たないもんだから、部員たちからは「フるな、付き合いもするな、ってゆーか、告白させるな」ってゆーめちゃくちゃなオーダーが来たのよ。

るう子:それはめんどくさっ! つーか、告白させるなって無理じゃない!?

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