クンニとは……「相手を気持ちよくしたい」のギブアンドテイク
クンニとは、「クンニリングス」の略で、女性の性感帯であるまんこを舌や唇で愛撫し性的刺激を与える行為です。女性から男性への愛撫でたとえるならば、フェラチオと同じ行為ですね。
フェラが好きな男性が多いように、クンニが好きな女性もわりと多いものです。ただ、どんな舐め方でも気持ちいいというものでもないですよねぇ。もちろん、「どれくらい敏感か」や「どこを舐められたら気持ちいいか」は個人差がありますが、最も大事なのは「細部まで丁寧に」舐めてほしいということです。
<◆いいクンニその1・舌の柔らかさを存分に堪能できるクンニ「舌全体を使ってあそこ全体をゆっくりと舐めまわすクンニ」◆いいクンニその2・手マンとの合わせ技でWの刺激を味わえるクンニ「クリトリスの中心から周辺を舌全体で舐められながら、リズミカルに手マンされるのはなかなかのものです」◆いいクンニその3・太ももからの焦らしクンニ「真っ先にアソコを舐められるのではなく、太もも舐めから徐々にクンニに移行していくことで快感が増します。一種の焦らし効果ですね」続いて、「悪いクンニ」はというと……>
個人的には、ディープキスの仕方がクンニのやり方に繋がっている気がします、ベロベロ~っと、とにかく舌を突っ込んで勢いでキスする人って、クンニの時も同じ……。クリトリスは唇よりも敏感な部分だと思うので、雑なクンニは痛みを伴う場合もありますからね……フェラもクンニも結局どんな気持ちよさなのか、異性の快感はわからないし、仕方ないですが、気持ちいいセックスをするためにお互いに聞いていくことが大事なセックスコミュニケーションだと思います。
最近、クンニ嫌いな男性が増えているらしいです。「クンニをする意味がわからない」という理由の男子が多いようで……。さらに、苦手な理由は「匂いが苦手」「見た目がグロテスクだから」「舐めてもこっち(男性)は快感を得ないから」「それよりも早く挿れたいから」……チンコもそれなりに匂うし、それなりにグロイですよ? フェラをしてても、女性は快感を得ないですが? セックスの愛撫や前戯の意味を考えるよりも、単純に「相手を気持ちよくしたい!」という気持ちを持つべき! お互いの思いやりを忘れずに。
クンニは唾液たっぷりで! ゆっくり&ねっとりテクニックが気持ちいい
クンニで1番大事なのは、唾液だと思っています。舌先の動きが上手かどうかよりも、舌が常に濡れていることがポイント! 唾液を思い切り出すようにするか、相手女性の愛液を利用して常に乾かないようにすることが気持ちいいクンニには必要不可欠! 次に大事なのは、ゆっくり。そしてねっとりと。クリの周り(大陰唇や小陰唇)から静かに様子を見ながら……がいいと思います。そう、つまり早く挿入したいからといって焦らないこと!
これまで3800人超のクンニ経験、さらに、マンツーマンでクンニを教える「クンニ道場」なる教室を主催・指導してきた“クンニのプロ”・クンニクマンさんは生徒さんも驚くほどのソフト舐めが重要だと教えてくださっています。
▼クンニのプロ直伝・女性が出来る「舐め下手パートナーのクンニを気持ち良くする方法」!
<ある生徒さんに『全然強く舐めれないんです。どうやって舐めてるんですか?』って聞かれて、生徒さんの指を舐めたんですよ。そしたら、『え!? そんなにソフトに舐めてたんですか!?』って言われて。それからは生徒さんの指を舐めるようにしています>
クンニをしながら膣に指を入れてダブル攻撃する男性もいるかと思いますが、あれも好き嫌いがありますので、かる~く指先を入れて相手女性の反応を見てほしいです。女性も指を入れられることに不快感を感じたらちゃんと伝えるようにしましょう。
キスした時にわかる「クンニに向いている舌・向いていない舌」の条件
<より気持ちよくなれるかどうかは相手男性のクンニテクだけでなく、舌の形状も大きく関係しているのではないかと思っています。生まれ持った舌の形状で、クンニ・ポテンシャルは決まるのです。私好みの舌は、「厚みがあり、面積が大きく、柔らかめ」タイプ。唾液が多い体質であればなおGOOD>
はじめから強く舐めたり、舌先を尖らせたままだと恐らく男性もすぐ疲れてしまうと思うので、力を抜きながら舐めてみたり、吸ってみたりラクに長い愛撫をできるよう、バリエーションを持っておくことをオススメします。バリエーションがあれば、その中で彼女がどれで1番反応するかも発見できて楽しいクンニの時間になるはず。
もうひとつスパイスを追加するならば……、自由に動かせるはずの両手を拘束されてのクンニは、いつもと違うシチュエーションに興奮したものです。両脚は彼にホールドされて動かせない上に、手首は縛られて動けない。という状況で舐められたら、感度が集中して、いつもより快感が増してクリイキしてしまうかも。
こんなクンニは嫌! 読者アンケートで判明したクンニの不満
男性が「フェラは必須でお願いしたい!」と願うのと同じくらい、女性にとってクンニは非常に人気の高い前戯&愛撫です。にも関らず、messyで行った「クンニでイッたことはある?」の調査結果では、回答してくださった7割の女性から、不満(なんなら怒り)の声が多数寄せられました。
▼「的外れ」「下手」「自己満足に付き合わされる無駄な時間」…“クンニの不満”大公開!
<「歯があたる」「短い」なんて具体的な不満を抱えるならまだしも、「別に気持ち良さも、どうしたら良くなるかもわからないまま、暇と退屈と気不味さが勝ってしまいます」だなんて悲しすぎるじゃないですか……>
まぁ、男性側も彼女のフェラに対して「もうちょっとこうしてほしい」という願い、愚痴もあるんでしょうけども。いつも思うんですが、テクニックのすれ違いとか不満ってお互いさまなんですよね~。
ガールズトークで愚痴ってスッキリ解決するのであれば問題ないですが、せっかくなら気持ちいいセックスしたいじゃないですか。となると、こればかりは伝えないと解決しないんですよね。自分の中では良かれと思ってやっているわけで、抱えている不満を“察して”は無理な話です。「違う」「なんでそんな舐め方するの?」という否定的な言葉は傷つけてしまういかねないので「こうしてくれたらもっと気持ちいい♪」とおねだりをしてみてはいかがでしょうか。
クンニの時の注意点
フェラやクンニのようなオーラルセックスは危険性を伴います。クンニの場合、淋菌やクラミジアが喉に感染することがあります。ニオイ対策だけでなく、クンニをしてくれる相手のことも考え、きちんとケアをしておきましょう。以外に大陰唇(ビラビラ)やクリの皮など、洗い残しが多い場所です。その正体は「恥垢(ちこう)」(別名:マンカス)といわれるもので、オリモノや皮脂、尿が混ざり合い、溜まっているいる状態です。尿が混ざることで粘度が高くなり、トイレットペーパーでは拭き取りづらく、気付かないうちにどんどん恥垢が増えていっているかもしれません。
カラダを洗う際、陰部もゴシゴシと洗う女性もいるようですが……ストップ! まぶたより薄いといわれているまんこの皮膚。”タオルでゴシゴシ”による刺激で黒ずむこともありますし、傷つけてしまったら炎症を起こしてしまう危険性もあります。必ず手で優しく洗うこと! 手じゃ汚れが落ちなそう……という不安もあるかもしれませんが、丁寧に皮や恥垢が溜まりそうな場所をめくりながら清潔な状態にしておきましょう。
クンニが恥ずかしければ69(シックスナイン)の体位で!
「クンニが嫌い!」という女性に、無理矢理「クンニをしてもらうべき!」とはいいませんが、恥ずかしい気持ちが強くてクンニを拒んでしまいがちな女性は、体位によっては恥ずかしさが紛れるかもしれません。それが「シックスナイン」! 女性は男性の顔の上に陰部がいくように跨り、自分の口は彼のちんこへ……双方の性器に唇や舌で刺激を与え合うあの体位です。その体位自体には恥ずかしさを感じるかもしれませんが、M字開脚でクンニに集中されるよりも丸見えではない状態ということと、男性自身もフェラをされているため目を閉じている可能性大! 「じっと見られるの恥ずかしいから一緒に……」と提案してみてはいかがでしょう。
クンニ好き女性が、求める「舐め犬」「飼い主」という文化
AVでも、舐め犬企画のものはつい観てしまう私ですが、私はフェラやクンニの前戯をし合ってセックス・挿入までの一連の流れが好きなので、クンニのみというのは求めていません。が、実際にクンニをするだけを求めているM男さんと、クンニを受けることだけを求めている飼い主S女さんの掲示板が溢れているんですよね……。「クンニ 舐め犬」と検索するとドバーっと出てきます。みなさん、クンニ好きなんですねぇ~。
messyでおなじみ、子宮の概念であるゆるキャラ・しQちゃんも舐め犬初体験を果たしてきた様子。リアルな体験談にドキドキしちゃいます。
「舐め犬」に依頼して股間を舐めまわされるプレイを4時間堪能してきたキュウ
<犬「舐めやすい姿勢になりたいから、ベッドの端っこまで来てくれる?」ベッドから脚を出して、床に犬が座り股間を舐めるスタイルに態勢をチェンジして、またひたすら舐めてくれた犬……あたしはクリ舐めで逝ったキュウ。クンニで逝くのが夢だったから嬉しいキュウ~~。さんキュウ~犬!だけどこれじゃまだ犬は終わらない。「顔の上に乗って」と、犬のリクエストでいわゆる顔面騎乗の体位にチェンジ。犬の顔の上にお股を乗せるキュウ>
数ある掲示板でも、ホテル近くで待ち合わせて部屋へ直行するパターンが多くみられます。ただ、しQちゃんも催涙スプレーを用意して待ち合わせに臨んだように、赤の他人との出会いは危険と隣り合わせ。ましてラブホにINしてしまえば初対面の男性と部屋に1対1の状況になります。
舐め犬を利用する女性陣もリスクをとっていることは重々承知だとは思いますが、どれだけ用心してもし過ぎるということはありません。友人の紹介でもなく自分でイチから探す手順の際、掲示板の信用性を調べることからはじめ、実際に会うときもそれなりに自分を守る準備をすることをお忘れなく。従順な舐め犬だと思っていたのに狂犬の可能性だって、無きにしもあらず。自分の身は自分で守るしかありませんからね。
(大根 蘭)