
Photo by ♥ Miss A ♥ from Flickr
片方の唇の痙攣が止まらず、ずっと「ニヒルな笑みを浮かべている人」になっている事が多々あります。こんにちは、大根 蘭です。
みなさんは「膣けいれん」をご存知ですか? あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。でも「セックスの際、ちんこが抜けなくなって病院に運ばれたらしい」という都市伝説的な噂話は耳にしたことがあるのではないでしょうか。これは「膣けいれん」のため起きたと言われているセックス中の事故です。素っ裸で股間同士が繋がったまま病院に運ばれるって、実際に自分自身に起きてしまったら、これ以上ない恥ずかしい出来事なわけですが……。
ネット上では、「抜けなくなった」「合体したまま運ばれた」という情報がわんさかありますが、しかし、いずれも本人談ではなく噂の域を超えていないものばかり。看護師歴20年の知人も実際には見たことはないようですが、彼女の先輩が「昔、ホテルから救急車で繋がったまま運ばれてきた男女を見た“らしい”」という話をしてきたことがあります。これまた本人が居合わせたわけではないので微妙なところです。反対に「そんなものは都市伝説だ」という意見も数多くあり、真実が気になるところですが、その前に! 決してひとごとではない、「膣けいれん」について知っておくことが大事です。
膣痙攣(ちつけいれん)の症状
「膣けいれん」は、膣周囲のいくつかの筋肉が反射的に痙攣(膣が収縮)してしまい、または女性側に激しい痛みが出てしまい、ペニス挿入ができない状態のことで、「性交困難症」のひとつとされています。ただ、セックス時だけに起こる事象ではなく、産婦人科・婦人科で診察に使う器具や生理時に使うタンポンなどが入らなくなってしまうこともあるそうです。何もしていない時には基本的には痛みは出ないのですが、無理に挿入しようとすると痛みに襲われます。つまり膣けいれんは、「抜けなくなる」というよりも、「挿入しにくい」「挿入ができない」状態であることが多いようです。
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