だがそんな圧力に屈しないのが紀香である。三田寛子のように要領よく振る舞ったりもしない。あくまでも我が道を行くのが藤原紀香であり、一部ファンから支持されるゆえんだ。たとえば紀香は、芸能界でもいち早く水素水に心酔し、ブームの立役者となったが、「水素水の医学的な効果は現段階で実証されていない」と発表されたにもかかわらず、その信念は揺るがない。2月末、前述のブログにて、「朝、顔のむくみが気になるときの対処」として次のように記している。
「マルーンやマーメイドバブルバスや、ハイドロシリカグランプロなど、
作りたての高濃度水素のお風呂にゆっくり入ったりします
水素についてよく問答されていますが、
作りたてがやはり、1番効きますよ
そして、水素製品にもいろいろ。
専門家にも伺い、
よく吟味して、自分に合うもの使ってます
いいものはやはりいい
お肌の調子が良くなりましたと、贈った先の方々から嬉しい声が届きます
使っている方は、よくご存知で^_^」
水素水に関する問答は、彼女の耳にも入っていた。だが「いいものはやはりいい」のだから、そんなことは気にしないのだ。万事この調子であるからして、紀香の元に歌舞伎界内外からの批判が届いたとしても、彼女は華麗にかわしてマイウェイを突き進んでいくだろう。それでいいのだ、藤原紀香は。
(清水美早紀)
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