
ありがたや。
元SMAP・草なぎ剛(42)の主演ドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系)。平均視聴率は、初回から2桁台をキープし続け、14日放送の最終回も11.6%を獲得し有終の美を飾って幕を閉じた。初回から「剛くんの迫力がすごい」「ゾクゾクする」と草なぎの演技力の高さに賞賛の声が上がっていたが、その影で「今回も草なぎマジック発動してる」と話題となっていた。
この“草なぎマジック”とは、「草なぎと共演すると、なぜか女優が通常よりも良く見える」というもの。本ドラマに出演していた水原希子(26)は、これまで『失恋ショコラティエ』(同局)、『心がポキッとね』(同局)、『家族ノカタチ』(TBS系)などの連ドラにて準主役を演じてきたが、主にアンチがゴリラ呼ばわりするなどの容姿を批判する声がつきまとってきた。しかし、今回は、最初こそ同様の反応が多かったものの、第5話にてキャビンアテンダントに扮して銀行員を誘惑するシーンでは「ぽってりした唇がセクシー」と好評で、全編通して緊張感溢れるシーンで見せるクールな表情が「綺麗すぎる」「艶っぽくて良い」と評判だった。
山本美月に関しては、万人受けするコンサバティブな容姿ゆえ、これまでの出演作品では“可愛さ”を全面に押し出すわざとらしい役が多く、見た目よりも「演技力のなさ」が目立ってしまっていた。しかし今回は癖のない役どころで、台詞の量が比較的少なかったことも功を奏したのか、草なぎに恋するお嬢様という役柄が驚くほど合っていた。最終回には「山本美月ちゃんが切なくて泣けた」とアツい反響を呼んでいる。
過去にも、『僕と彼女と彼女の生きる道』(フジテレビ系)では小雪(40)が、『任侠ヘルパー』(フジテレビ系)では黒木メイサ(28)がそれぞれ草なぎ主演ドラマのヒロインを務めた際に、クールビューティの印象が強い2人でさえ、「可愛く見える」「雰囲気が柔らかくなった?」と彼女たちの新たな魅力を引き出すきっかけとなった。
『嘘の戦争』の前身である復讐シリーズ第一弾『銭の戦争』には大島優子(28)が出演。AKB48卒業後初の連ドラ出演で、まだアイドル色の強かった彼女が「もしかしたら演技上手いのかもしれない……」と話題となった他、木村文乃(29)も、その美貌と演技力の高さが注目され、ブレイク後の人気を安定させる作品となった。
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