3月17日に放映された「タモリ倶楽部」。予告でその日の特集が「タンバさんリボンさんに学ぶストリップ完全応援マニュアル」であることを知り、とても楽しみにしていました。番組HPには、
女性客急増中! ストリップを盛り上げるタンバさんリボンさんとは? 常連応援客にタンバリン、リボン投げを学ぶ
とあり、私もその「女性客」のひとりであることから、どんな採り上げられ方をするのか興味津々でした……が、実際は番組冒頭で2、3人の女性客のコメントが流れただけでした。時間にすれば10秒足らず。さすがに物足りなさすぎ!
ただ、このぐらいが妥当といえば妥当ですよね。「増えてきた」とはいえ女性客の絶対数は少なく、私の体感でいうと平均で10%を超えることはありません。
で、タモリ倶楽部のメインはタンバさん、リボンさんでした。踊り子さんのダンスに合わせてタンバリンで盛り上げたり(カラオケでもタンバリンを打つ人がいますが、似たようなものです)、踊り子さんがキメのポーズをするときにリボンを投げこんで演出の一助としたり……私は当初、従業員の方がやっているのかと思っていましたが、すべてファン有志の手によるものなのですね。
初めて見る人の目には奇異に映るかもしれませんし。タモさんやオードリーのおふたり、水曜日のカンパネラ・コムアイさんも手を叩いて爆笑していました。といってもほんとうにおかしくて笑っていたわけではなく、予想外のものを見て、どう受け取っていいかわからないときに人は笑うものです。同じことを私も経験しているので、よくわかります。
歌舞伎にも通じる世界
でも観劇を重ねれば、リボンさんはまるで歌舞伎の「大向う」のようにステージを熟知している人でないとできないことがわかるようになります。番組ではタモさんたちがリボン投げにトライしていましたが、タイミングは外すわ、美しい曲線を描かないわ、常にバタバタと動いていて踊子さん以上に目立ってしまうわ(番組上の演出で仕方ないこととは思うのですが)とヒドイもので、私はいつも熟練のワザを見せてもらっていたのだと、いささか感動いたしました。
一度、リボンとリボンのあいだに羽を仕込んでおき、リボンを投げ入れたとき踊子さんの頭上でそれがハラハラと舞い落ちる……という超上級テクを観たこともあります。どの道にも達人というのはいらっしゃるものなんですね。
同番組のメインテーマは「応援」でしたが、私も何度か観劇するうちに特定の踊り子さんを応援したくなってきました。地方まで遠征はできないものの、目当ての踊り子さんが東京近郊で出演すれば一度は足を運ぶようにしています(本当はもっと見に行きたいんだけど!)。
番組内でも「元祖・会いに行けるアイドル」と紹介されていたとおり、ストリップには写真撮影タイムがあります。某巨大アイドルグループの握手会にも通じる接触イベントですが、そのときに認知(顔や名前を覚えてもらうこと)してもらいたくていろいろと話題を用意したり、ちょっとしたプレゼントを贈ったり……まあ、女性客は少ないのでだいたい認知してもらえるのですが。
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