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美人大物女優Xの「女嫌い」の実態…激動の13年間を振り返る

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 それに対して別に異論はないんだけど、その“男前でサバサバしている超絶美しいトップ女優さん”が、なぜか取材になると、毎回とんでもなく不機嫌になるのはどうしたわけなんだろうと、この13年ぐらいずっと不思議に思っているの。ねぇ、ど~してなの?

 最初にちょっとした違和感を覚えたのは、今から13年ぐらい前に彼女の主演ドラマが始まるって時。女優Xさんを初めてインタビューした時だったわ。初対面だし相手は大物さんだし、当たり障りなくドラマへの意気込みなどを聞いていたんだけど、途中で近くを共演者の子役さん(女の子)が通りかかったの。

 インタビュー中、取材の場に共演者を呼び込んで話がいい感じに脱線することはままあることで、目に入った子役さんを彼女も呼び込むのかなと思ったんだけど、何と指を指して「あれ、うちの小さな大女優です。今回の主演は私じゃない。何せ小さな大女優がいるんで(笑)」と紹介してくださったの。ン? どんな意味? と最初はさっぱりワケがわからず、てっきりジョークをおっしゃっているんだと思ってた。でもそのすぐ後に共演者の大物俳優さんを呼び込んで「〇〇くん、うちには小さな大女優がいるのよね~」と話しかけ、呼ばれたその男性俳優さんも「そうそう、いるいる。その小さな大女優が影の主演だから~」と話を合わせはじめ、大人2人が笑いながらも「小さな大女優」を高速連呼。快く思っていないことが徐々に明らかになっていったの。

 確かに当時、その子役さんは天才子役と呼ばれ、演技が上手だったから売れっ子だったわ。ただお顔は可愛いけれどあまり愛想がいい感じではなかったかも。でも子役ちゃんだし、ちょっと生意気なのもご愛敬。仕事は寡黙に頑張ってたから、まさか「小さな大女優」と称されるとは思いもつかなかったわ。影響力を持つ主演女優のイヤミな発言、一体何だったんだろうと不思議な感じに包まれつつも「ま、そんな時もあるよね!」と思い直し、釈然とはしないものの、初回のインタビューは無事終了。

 で、その後も何度かその女優Xさんをインタビューしたんだけど、何度取材をしてもなぜか最初の違和感は大きくなるばかり。大ヒットドラマに次々と主演し、年々、人気も演技力も美貌も増すばかり。彼女に“劣化”という文字は見当たらない。なのに、どうしたワケか、取材となると途端に不機嫌。いつ何時も絶対に笑顔は見せないし、一対一で話を聞いていても目すら合わないわ。目が合うのは、質問が気に入らない時だけ。キッと睨んでくるので震え上がっちゃうわよ。

 スチール撮影の合間にはつまらなそうな顔で腕を組んで仁王立ちだし、撮影時も、シャッターを切り終わった瞬間に真顔ね。小道具なんて持たせようとした時には「何のため? 必要?」と、低いトーンで必ずイチャモンをつけてくるの。必要性をご説明して納得していただき、とりあえず持ってもらえるけど、撮影が終わった瞬間、その小道具をとてつもなくぶっきらぼうに即返却されるのが常です。「ハイ」の言葉もなく、手を差し出されて「ホレ、ホラ」って。まさにホラーよ。あと、若いお付きのマネージャーさんにも冷たいわね。常にアゴで使われているわ~。

 芸能人なんてこんなもんじゃない? と思う方もいらっしゃるかと思うんだけど、女優Xさんほど怖い人はなかなかいないのよ。ここまでテレビの印象と悪い意味で違う人もね!! 記者たちは毎度「胃が痛い」と泣き顔になるのが定番で……。本当に何で取材の時だけ急に感じ悪くなっちゃうの? と、みんなで悩み抜いていたある時、その理由らしきものが判明したのよ。

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秘密のアツコちゃん

約20年間、アイドル、タレント、女優、俳優、監督や脚本家など、さまざまな業界人とともに仕事をしてきた結果、気づけばとんでもなく情報通に。毎日、テレビ局や出版社、レコード会社や映画会社などに日々出没し、マスコミ界隈をふわりふわりと歩き回っている。