続いては、チャットレディ歴4年のゆうりさんにお話を伺うため、熊本までやってきました。スラッと伸びた手足に可愛い笑顔……アイドルのようなオーラを放つ、ゆうりさん。「チャットレディ」を通じてご自身の夢を見つけたといいます。
チャットレディ:ゆうりさん(熊本)
――ゆうりさんはおいくつですか?
ゆうり 22歳です。昨年大学を卒業して、今はチャットレディ1本でやってます。
――チャットレディ歴はどれくらいですか?
ゆうり 学生時代からはじめて、4年目になります。チャットレディ1本になってからは1年くらいです。
――この仕事に入るキッカケは?
ゆうり 「チャットレディ」という言葉すら聞いたことがなかったんですが、バイトを探していた19歳の時に、友人に誘われて一緒に面接までついてきました。
――知らないお仕事で、不安はなかったですか?
ゆうり 今考えたら、知らない環境に行くのは不安ですよね。その時は、友人が一緒だったこともあるし、面接でスタッフの方たちの話を聞いて安心してはじめました。
――チャットレディ1本で生活するようになってからは、週にどれくらいお仕事をされていますか?
ゆうり 週4くらい……月に20日くらいです。
――会社員くらいの出勤日数ですね。ゆうりさんの出没時間は大体決まってらっしゃるんですか?
ゆうり 私は、22時くらいに入って、途中で休憩を挟みながら朝5時くらいまでいることが多いです。
報酬をリアルタイムで確認して「はぁっ! すごいっ!」
――すぐ仕事の楽しさはわかってきましたか?
ゆうり 最初は学生だったこともあって、週に1回くらいしか来てなかったんです。最初は楽しさよりも、よくわからないままやってたんですが、お客様と会話していくうちに徐々に楽しさがわかってきました。
――どういうところに楽しさを感じました?
ゆうり お客様と会話をしている時は、お話に集中して盛り上がってるんですが、休憩に入って自分のポイント(報酬)を見た時に、「はぁっ! すごいっ!」って。
――その場で分かるんですか?
ゆうり 目の前にあるパソコン画面に、ポイントがリアルタイムで出てくるので、すぐわかります。「楽しくお話していただけなのに、お金になってる!」って。その瞬間が1番楽しい(笑)。
――ゆうりさんは、「パーティーチャット」と「ツーショットチャット」どちらの方が好きですか?
ゆうり どちらも違う楽しみ方ですが、「パーティーチャット」は入れ替わりが激しい分、ワイワイと色んな人と会話ができるのであっという間に時間が過ぎちゃうくらい楽しいですね。「ツーショットチャット」は、お互いの顔も見れて声も聞ける「双方向」っていうものにしてもらえたら、1対1でのんびりお話ができるので、親近感が湧きます。
――お客様の年齢層は?
ゆうり 20代の同世代の男性や、父親世代の方まで幅広いですね。お仕事が忙しい方が息抜きとして楽しみにしてくださっている方が多いみたいです。
――「ツーショットチャット」は大体どれくらいの時間、会話をされるんですか?
ゆうり 挨拶程度の短い方から、最長記録は6時間くらい会話したこともあります。その時は、一緒に飲み物を飲みながらおしゃべりしてましたね。かしこまって会話するというより、普段生活しているような姿を見るのが好きと言ってくださる方も多いです。
チャットレディをはじめて夢ができた
――「ツーショットチャット」で、イヤな思いをされたことはないですか?
ゆうり すごく困ったようなことはないですが、「私は苦手だな」と思う要求があった時は、素直に謝ります。「ごめんなさい」でわかっていただけるので、それ以上に何か言われて悩むことはないですね。よく見かける動画配信などで、アンチなコメントを残す方もいると思いますが、チャットに関しては、お金を払って楽しみたい気持ちで来てくださる人が多いので、女の子たちを傷つけるような発言をしてくる方は一切ないです。
――チャットレディだからこその魅力はなんでしょう。
ゆうり 接客業のひとつだと思いますが、特に画面越しだからこそ、濃密なコミュニケーションがはかれるのは楽しいと思います。報酬面でも、他のバイトより何十倍の報酬を貰えるっていうのは、素直に嬉しいです。
――ちなみに、4年間「チャットレディ」をしているゆうりさんの報酬のMAXは?
ゆうり 月収で100万円くらいです。
――転職は考えてない?
ゆうり 実は夢があって……もともとお花が好きなんですが、アレンジメント系の仕事を自分で展開していきたいと思っているんです。チャットをはじめてからそういう考え方になりましたね。
――チャットをはじめるまでは、そこまで考えてなかった?
ゆうり チャットをやってなかったら、お金の面でも開業資金を集められなかったと思うし、仕事をはじめるためのノウハウもわからず、なんとなくお花は趣味のままだったと思います。今はスタッフの方が開業のノウハウなど相談に乗ってくださるので、夢で終わらず現実にできるかもしれないと思ってから、コツコツと貯蓄しています。