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突撃! となりのまんこ観~貴女はまんこをどう思う?インタビュー“原宿編”~

【この記事のキーワード】

日頃、世界の中心で「まんこ」を叫び、まんこのまん権向上にいそしむわたし。
んなわたしの周りの友人・知人もまんこに意識高い系なので、ごく当たり前にまんこの話をしておりますが、世の中のごく普通のまんこ持ち(女性)の方々は、おそらくまんこにあまり良くないイメージをお持ちのはず。
女性なら、体の一番大事な部分であるはずなのに、なぜそんなに嫌うのか……?
わからないなら、まずはその人たちの心の声に耳を傾けなくてはいけません。
そこで、実際に街に出て、行き交うまんこ持ちに直接インタビューしてみることにしました!
名づけて、「突撃!となりのまんこ観」!

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インタビューと言っても、知らない女性にいきなり
「まんこをどう思いますか?」
と聞くのはハードルが高すぎます。
ただでさえKYのわたし、本当に頭のおかしい人と思われかねません。
そこで強力な助っ人をお呼びしました。

野ざらしマリーはわたしの友人で、実際に10代の女性向け雑誌で編集経験もあるライター。
女の子に街角インタビューならおマンかせ! ということで、KYのわたしもひと安心。
さっそく、取材にクリ出すことに!
目指すは山手線「原宿駅」。
ここなら若いまんこ持ちがたくさんいます。
原宿の中心で、まんこを叫ぶぞー!!

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やってきました。原宿駅。
若くて活きの良さそうなまんこ持ちがうじゃうじゃいます。
クレープの甘い匂いがあちこちから漂う中、野ざらしが早くも声かけまんこターゲットを見つけました。
野ざらし「ちょっといいですかー?」

まんことは言わず「女性向けカルチャーサイトの取材であなたの恋バナを聞かせてほしい」と女の子の関心を引き、その後セックスの話から、まんこへと持ち込む流れを作ろう、という野ざらしの匠の技で、見事2名のまんこ持ちさんにお話を聞くことに成功!

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学生さんで、今日はジャニーズのコンサートに着て行くおそろいの服を選びに原宿に来たという二人。とても清純そうで、素直でかわいらしい雰囲気。
まさかこれから彼女たちのまんこの話を聞こうとは……ドキドキしてきました!

――早速だけど、二人は彼氏とかっているのかな?

めろさん(以下め)「……今までいたことないですね~」

――えっ、そんなにかわいいのに!?

「出会いが全くないんです。でも、ジャニーズの方が楽しいから、別にいなくてもいいかなぁって~」

にゃんさん(以下、に)「わたしは少し前までいたけど……半年で別れちゃいました。わたしも今は彼氏とかはあんまりいらないかなー……」

――にゃんこさんは、彼氏とエッチとかして、どうだった?

そこでポカーンという顔をするにゃんこちゃん……えっ、まさか、セックスしてない!?

「そういうのは~、ちょっと~……」

仕方なく下半身の話題になるべく自然に持ち込もうと、野ざらしが生理の悩み、子宮頸がんの予防接種や避妊についての知識を聞いたのですが、

「生理とか、別に重くもないし、ふつう?」 

「保健体育、あんま聞いてなかったし~……」

どこまでもゆるふわ~なお返事しか返ってきません。
おそらく、オナニーをしたこともなければ(そんな概念すら知らなそうですし)、
自分のまんこを見たこともないのは間違いない。
まんこを知らなければ、なぜキライかにも気付かないし、そもそもどうでもいい話。
このまま清楚な二人にインタビューを続けてもまんこに辿り着かなそうなのを察した野ざらしとわたしは、早々に切り上げることにしました……。

わたしが18歳の当時を振り返ると、処女だったし、彼氏もいませんでしたが、毛深いのが悩みでした。
野ざらしなんて、高校生の時からヤリまくり、コンドームを持っていたら先生に注意されたこともある生粋のヤリマン。
うら若いまんこ持ちが男っ気もなくアイドルに夢中って……。
でも、ご本人がそれでお幸せなら、余計なお世話ですよね。はい、すまんこ!

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「もっと元気にヤッてそうな女の子の意見を聞いた方がいいかもね!」
と気を取り直し、今度はちょっとオシャレギャル系に声をかけてみることにしました!

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ろくでなし子

漫画家。日本性器のアート協会会員。自らの女性器を型どりデコレーションした立体作品「デコまん」造形作家。著書に『デコまん』(ぶんか社刊)。『女子校あるある』(彩図社刊)

ろくでなし子ホームページ