
防弾少年団はどこまで行けるか?
K-POP戦線異状あり! ただいま、K-POPの現場が大きく揺れています。
そもそもの原因は大物BIGBANGが完全体としての活動を休止したこと。メンバーのひとりが入隊したのを受けパワーダウンし、いま彼らの枠がぽっかり空いているという次第。そのひと枠を巡って、壮絶な争奪線が繰り広げられているのです。そしてその舞台裏はまたまたひと悶着あるようでして、キーワードは“洋楽”なんだとか……。
ポストBIGBANGの座にいちばん近いと目されているのが防弾少年団。今年に入って、日本ではヨン様の事務所と契約し、ノリにノッています。そして、これまでポニーキャニオンからCDをリリースしていましたが、5月リリースの新曲はナント、ヒップホップの名門、デフ・ジャムから。力の入れ具合がハンパなく感じられますが……。
「デフ・ジャムと言えば、ヒップホップの名門中の名門。本家アメリカでは幾多のアーティストを輩出していますし、日本でも00年代初めには“プラチナの舌”を持つ男ダボや、ジブラの異父弟のスフィアを世に送りだし、注目を浴びました。が、その勢いは失速し、現在所属するのはfrom 愛知なAK-69というラッパーだけ。防弾少年団のファンからすれば“誰それ?”で、AK-69のリスナーからすれば、防弾少年団という名前はギャグにしか聞こえない。つまり、両者のコラボや化学反応は期待できません。しかも、いまの若者のあいだではデフ・ジャムというブランド力はほとんどゼロに等しい、というかゼロ。デフ・ジャムをセールスポイントにしても、受け手にはまったく響かないのです」(音楽ライター)
ケーポ好きには響かない…
ヒップホップのファンは“スゲェ”と感じても、防弾少年団のファンからすれば、何の訴求力もないデフ・ジャムというレーベル。彼らが必要としているのはヒップホップなイメージということでしょうか?
「K-POPのファンは2パックもジブラも通過してないので、BIGBANGこそがヒップホップ。そんな彼らにとって代わるにはヒップホップ風のイメージは絶対に欠かせません。となれば、デフ・ジャムはうってつけ。しかも、知名度の低いラッパーしか所属していないため、手垢がついておらず、なおさら都合がいい。イメージではBIGBANGを凌駕したといえそうです。ただ、先ほどもいったように、いくら“デフ・ジャム”を叫んでも防弾少年団のファンには“のれんに腕押し”状態。そのうち、デフ・ジャムでアピールすることもなくなると思いますよ(笑)」(同ライター)
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