3月30日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、俳優・渡辺謙(57)の不倫をスクープした。記事によればお相手は21歳年下のジュエリーデザイナー・Aさんで、大阪・北新地にある高級クラブの元ナンバーワンホステス。2013年8月末に、映画『許されざる者』の試写会で大阪を訪れた渡辺が、佐藤浩市や柄本明と共に行ったクラブで出会ったという。最初はただのホステスとお客の関係だったようだが、2人は2年半ほど前に交際を開始し、日本やアメリカなどでデートを重ねているのだという。
今年2月18日には、ニューヨークのセントラルパークで『手つなぎデート』を目撃されており、その2日後、中華料理店のディナーデートを楽しんでいたことも詳細に記されている。この時期、妻の南果歩(53)は、サンフランシスコに滞在しており、妻のいない間に逢瀬を楽しんでいたようだ。南は2016年に初期の乳がんであることをブログで公表している。手術を受けたのちも、再発防止の化学治療を続けている状況だ。いわば妻の闘病中に、堂々と不倫をしていたことになる。
さて、何と言ってもこの記事の驚くべきところは、どう見ても、渡辺かAさんどちらかが撮影したとしか思えないプライベートショットが多数掲載されていることだ。昨年にLINEのスクリーンショットが同誌で報じられたベッキー&川谷のゲス不倫を思い起こさせる。しかし、マスコミの論調は一年前とはやや異なっている。
記事を受けてテレビではこぞってこの不倫を取り上げた。『とくダネ!』(フジテレビ系)では笠井アナが「謙さん、ヤバイですよ」とショックを隠せない様子でコメントしたが、一方、MCの小倉智昭は「事務所の方にもご夫婦の素敵な素晴らしい話を聞いている。あのご夫婦はビクともしないと思う」など、夫婦の絆を強調。『バイキング』(同)ではゲストのくわばたりえが「世界の渡辺謙ですよ!? 裏切られた」と笠井アナ以上に憤慨してみせると、同じくゲストの薬丸裕英が「すごくジェントルマンな方ですよ」と渡辺をフォロー、MCの坂上忍は「別にあなたが裏切られたわけじゃない」と切り捨てていた。
ゲス不倫報道の時とは異なり今回は「世界のケン・ワタナベだから…」として容認派・否定派にくっきり分かれている。どちらかといえば、番組MCは容認派で、一応、否定派のゲストコメンテーターを中に入れているという印象だ。『スッキリ!』(日本テレビ系)ではMC加藤浩次が「ハリウッドスターって、結構無茶苦茶するよね。謙さんもハリウッドスターだと考えれば、『あっ、いいのか』みたいなところもある」と持論を展開。「結局は、夫婦間とか家族の問題。南果歩さんが闘病中ということもあるかもしれない。でも、そこも含めて夫婦間の問題だから。どうも、とやかく言えないなあ」と着地させた。『とくダネ!』に至っては、昨年の乙武洋匡の不倫騒動のときとメディアの反応が異なることを指摘した古市憲寿に、小倉が「世界の渡辺謙だからですよ」と明言する場面も見られた。
しかし「世界の渡辺だから不倫もオッケー」、とはならないかもしれない。この不倫報道を受けて渡辺がCM出演する大和証券は、webサイトから渡辺のCM出演映像をすべて削除した。また、渡辺の公式Twitterアカウントには「不倫相手とおやすみ、ちゅっちゅとかしていたのは本当ですか?」「気持ち悪い」等のリプライが届いてしまっている。