
ネオホストでありモデルであり経営者でありパフォーマーでもあります!
みなさん「男の香水」に対して、どのようなイメージをお持ちですか? 自分好みのいいニオイの香水をつけている男性には好印象を抱ける一方、クセの強い香水をつけている男性に対しては生理的嫌悪感を抱いてしまったりしませんか? あるいはニオイ云々ではなく、香水をつけている男性自体に対して「チャラそう」「ナルシストっぽい」といった印象をお持ちの方もいるでしょう。ましてや男の水商売である「ホスト」の仕事をしている人なんて、ところかまわずキツイ香水をつけて自己顕示していそう、関わりたくないな~、と思っている方もいるのではないでしょうか? 「ホスト」も「男の香水」も、世の女性全員にウケるものではない、というのが現状です。
ところがここ数年、今までのホストのイメージを覆すようなオシャレなホスト=「ネオホスト」と呼ばれるホストが出現していることはご存知ですか? 彼らはとてもファッショナブルですが、上記のような「ホストファッション」ではなく、デニムやTシャツやライダースなどストリート系だったり、スーツでも“夜臭”のしないモード系でまとめるなどオシャレ偏差値が本当に高いイケメン集団なんですっ。お酒を飲みまくって騒ぐのではなく、フレンドリーな接客を行うため、従来のホストクラブには近づきたくないと思っていた女性層を開拓、アツい支持を得ています。女の子たちが気軽に訪れ楽しい気分になれる場所、それがネオホストたちのホストクラブ。もちろんオシャレで今風なだけじゃ女のお財布は開きませんから、充分な色気も兼ね備えている彼らですが、女子をクラクラさせるネオホストのフェロモンの元は何なのか?
今回お話を伺ったのは、ネオホストのカリスマであり、新宿歌舞伎町のSENSE TOKYOのプロデュースを手掛け、自らも接客を行っている櫻遊志さん。ファッション雑誌にも頻繁に登場し、女性のみならず若い男性からも高く支持を集めています。以前Messyでもセクシーな肌見せグラビアページに登場していただきました☆ インスタグラムでいつもオシャレなファッションやネイルを紹介している遊志さんのフェロモンの元は……?
――インスタグラムも拝見させていただきましたが、およそホストらしくないファッションが紹介されていて、目の保養になりました。ひとつの系統に絞られているというより、幅広い系統のオシャレを楽しまれている印象もありました。
櫻遊志 僕はほぼ毎日、店に出て接客しているのですが、毎日同じ系統のファッションをしているのは面白くないと思っているんです。自分も飽きてくるし、お客さんも飽きるんじゃないかな、と。だから毎日違うファッションをするようにしています。僕自身、いろんなファッションでいろんな表情を見せていくのが好きですし。とはいえ、行き過ぎたオシャレにならないように気をつけていますよ。やり過ぎると「わけわからない変なカッコの男」になっちゃうじゃないですか(笑)。

Instagram@yushi0409

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――なるほど。どのコーディネートもオシャレでセンスが光っていています。インスタには、服だけでなく時々ネイルもアップされていますよね。今日のネイルもめちゃくちゃかわいいですね。
櫻遊志 ネイルは幼なじみの女の子がネイリストなので、いつも頼んでいます。色はアクセサリーに合わせてシルバーとゴールドに統一すると決めていて、デザインは彼女にお任せしています。
――アクセサリーの色とネイルの色を統一!!! 服だけでなく爪先までしっかり吟味されているんですね。脱帽です。香水についてはいかがでしょうか?
櫻遊志 香水は、愛用しているものがあって、いつもそれをつけています。いつも同じ香水をつけることで、僕=このニオイの人というイメージが固めていけたら、と思って。
――服、ネイルに続いて、香水にもそんなポリシーをお持ちなんですね。いま愛用されているのはどんなニオイのものでしょうか?
櫻遊志 商品名は内緒ですが(笑)、レディース向けの爽やかで涼しげなニオイの香水です。爽やか系、あるいは柑橘系のニオイの香水を嫌っている人はあまりいないので、接客に向いているのではないでしょうか。また、僕の場合、中性的イメージをウリにしていて、背も高くなく、かわいい感じの服を着て接客することもあるので、メンズ向け香水だとダンディ過ぎて自分のイメージとマッチしないんです。僕自身、メンズ向けのニオイはあんまり好きじゃないし(笑)。現在愛用中の香水は女の子からの評判がとてもよく、「いいニオイするね」って言われることもあります。そういう時「つけててよかった」って思います。
――香水ひとつ取ってもさまざまなことを考えた上で選んでいるんですね。メンズ向けでもこういうのはどうですか? ちょっと嗅いでみてもらっていいですか?
櫻遊志 くんくん……もしかしてこれ、アバクロじゃないですか?
――大正解ですー! アバクロンビー&フィッチのメンズオードトワレ「ファースト インスティンクト」という香りです。
櫻遊志 やっぱり! 僕、仕事や旅行で海外に行くと、いつもアバクロのショップに寄っているんです。このニオイ、アバクロのショップを思い出します。アメリカンカジュアルのニオイといいますか……。白シャツにジーンズスタイルには、こういうニオイが合うんですよね。
――最初に吹きつけた時の香り(トップノート)はジントニック、キワノメロンでフルーツっぽさが濃いのですが、徐々にヴァイオレットリーフ、アロマティックペッパーの爽やかさをまとって、ラストノートはウッド・ムスク系の色っぽさが出ます。
櫻遊志 だんだん爽やかなニオイに変わっていくのがいいですね。女性ウケもよさそうなニオイで、好印象を与えることができそう。
――遊志さんは爽やか系の香水を好んでつけているわけですが、逆に、女性にはどんなニオイの香水をつけてほしいですか?
櫻遊志 自分が香水つけているくせに矛盾したことを、と思われるかもしれませんが、僕は女の子には、香水よりも、シャンプーやボディミスト程度のほのかなニオイでいてほしいんです。すごく近くに来た時、香水じゃないけど「いいニオイだな」って感じられるのがたまりません。
――ちょっと意外です! 石鹼の香り、みたいな?
櫻遊志 ですね~、やっぱり爽やか系とか……清楚系が好きです! めっちゃ清楚系って感じのやつ! イメージと違うと言われますが、僕の好きな女性のタイプは「ロリ顔清楚系」なんで!

ろっ、ロリ顔清楚系!?
――そうなると、女の子のファッションも清楚系がいいですか?
櫻遊志 はい(即答)。清楚系がいいです。これも意外だと言われますが、奇抜なオシャレだったり、自分の女版のようなオシャレをしている子ではなくて、オーソドックスに女の子らしくて清楚な雰囲気を漂わせるファッションの子が好きなんです。いつもはスカートや淡い色の服でかわいらしい雰囲気を見せているけど、たまにカジュアルになってギャップを見せてほしいです。髪の色も、僕のように明るすぎるのではなく、自然な茶色程度が好みなんです。
――ネオホストのカリスマである遊志さんと、清楚系女子の組み合わせ……なんかマッチング難しそうですね!? 逆にあまり好きではない女性のニオイはありますか?
櫻遊志 香水のニオイがキツイ子は好きじゃないです。キツすぎると老けてる印象を与えちゃいますよ。あとは煙草のにおい。僕は鼻が敏感なんです。
――どんなにいいニオイの香水でもつけ過ぎると周囲に敬遠されて台無しになっちゃいますよね。最後に、夜職の経営者である遊志さんが嗅ぎ分ける「こんな男は危険!」というニオイがあれば教えてください。
櫻遊志 普通のことですけど、非常識な男はダメでしょう。限度をわかってない奴。たとえばこの香水も、適量だったらすごく良いニオイで好印象だけど、度を越えてプンプンさせてたらNGですよね。そういう男には近づかないほうがいいと思います。僕の店の採用面接でも、常識のない奴は採用を控えるようにしています。僕は、見た目がかっこよくても、一般常識が出来ていない人間は雇いません。偉そうだったり、勘違いしていたり……。この仕事を長年やってきて感じていることだけど、そういう男って女の子に自分本位な接客をするんです。危険な男を見分けるのに、ニオイは重要な手がかりだと思います。うちの店にはそんな危険な男はいません。みんなまっすぐでめちゃくちゃいい子たちです。
<Photo by Tasuku Amada>
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