
「たまむすび」(TBS RADIO)公式ホームページより
先日、来年の3月に番組が終了という衝撃的なニュースが日本列島を駆け巡った『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)。その後は特に新コーナーができるなどの目立ったリニューアルはされず、番組終了発表前と変わらないいつもの『いいとも』が放送されている。
あの衝撃の日に涙を流しながら書いたレビュー(コチラ)から、早くも1カ月が経とうとしているのだ。あと4カ月……、いや、まだ4カ月間あるのだから、まだまだ淋しがらずに、私は番組を純粋に楽しむことに没頭したいと思っている。
特に「テレフォンショッキング」のコーナーではタモさんとゲストの掛け合いトークがたっぷり聞けるので一番楽しみな時間である。11月22日の放送でゲストに訪れたのは、元・朝日放送のアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして活躍中の赤江珠緒(あだ名は“タマちゃん”)であった。
テレビ朝日系で放送されている『モーニングバード!』では、羽鳥慎一キャスターとの絶妙なコンビネーションで時に笑いを誘いつつ、毎朝さまざまなニュースをお届けしている。タマちゃんは現在38歳であるが、健康的なスタイルと童顔なせいか実年齢よりももっと若く見える。私は彼女の朗らかな雰囲気やちょっと変わった言動が好きなので、お気に入りアナウンサーとして大注目している。
今回タモさんとほぼ初対面であったというタマちゃんだが、毎日生放送の番組に出ているためか、アルタスタジオでも緊張した様子はなく、リラックスした感じでトークを始めた。タモさんに朝日放送のアナウンサー時代の話を振られると、担当番組については「割と節操なくいろんなことをやらされるタイプでして……」と、タマちゃんは何でも屋アナを背負わされてしまった過去を明かした。
「アナウンサーはニュースを読んでる人ってイメージがあって、憧れて(朝日放送に)入った」というタマちゃん。いざ入社して、「ニュースを読むような仕事をしたい!」と報道志望であることを部長に伝えると「お前にそんなオファーはねぇ!」と一刀両断されたそうだ。ニュースを読ませて貰えない新人の頃のタマちゃんは、「体が丈夫そうだし頑丈そうだ」ということでスポーツアナウンサーに任命されたらしい。
学生時代は陸上や柔道で体を鍛えていた体育会系女子であったというタマちゃん。スポーツアナウンサーはある意味ピッタリの配属であっただろうし、イメージ的に似合ってると思うのだが、本人的には腑に落ちなかったようだ。
甲子園球場で高校野球の実況中継をやった時は、観客が多過ぎて試合が盛り上がると歓声が凄まじかったらしく、隣にいるゲスト解説者の声も聞こえないほどだったとか。だから解説者が何を言ったかわからないけれど「そうですねぇ」と、もっともらしく相槌を入れていたそうだ。わ~、ちょっといい加減~。でも、そこが適当な感じでタマちゃんっぽい~♪
実況中継は最初に担当した頃は全然わからずに、先輩に球場に連れて行かれ「しゃべってみろ!」と言われても、「人が右から左へ走ってます!」というくらいしかしゃべれなかったそうだ。それを聞いてタモさん大ウケ! タマちゃんワールドにジワジワ引き込まれていった模様であった。その後、タマちゃんは徐々に練習を重ねていき、やっと実況席につけたようだが数々の失敗があったらしい。タモさんがその失敗談を聞きたそうにうずうずしていたので、タマちゃんはそれを受けて語り始めるのだった。
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