2012年4月。YOSHIKIはUKの音楽誌『Metal Hammer』が主催する「ゴールデン・ゴッズ・アワード」の授賞式という華々しい舞台に登場。ここで「現在、世界デビューアルバム制作の最終段階に入っています」とコメント。あっさり昨年の自身の発言を覆した。
2013年5月。「今の時代にアルバム形態で良いのか? という。言い訳じゃないんですけど」と、2011年に感じていた悩みがぶり返したもよう。「もう出せと言われればすぐ出せますけど」「ピンとこないんですよね。タイミングですよね」「タイトルは『X JAPAN』でいこうかなと」と、アルバムの構想を明かしつつも納得がいっていないようだった。そして10月には「アルバムがいつ出るよとか、もう言いたくないですよね」とやけになり始めた。
2014年の11月。「予定だと来年の4月に完成。80%くらい完成してます」と、またも前回の発言をあっさり覆して、アルバム完成の時期をコメント。
2015年の3月。「今回は本当に出ると思う。今年の後半くらい。完成度は90%」とコメント。そして7月に、2016年3月12日のイギリス「ウェンブリーアリーナ」ライブの前日である3月11日にアルバムを発売することを発表した。しかしこのライブはギターのPATA(51)の体調不良によって延期になり、同時にアルバムも延期に。
そして2017年に延期していたライブが決行されたが、ライブと合わせて発売されたのはX JAPANのドキュメンタリー映画「WE ARE X」のサウンドトラックだった。
だが4月1日に、「6月30日に発売する」と突如発表した。しかしそのわずか1週間後に延期を発表して「今年中に出るのは絶対。間違いない」「出なかったら叩いてください」と宣言した。どう考えても延期しそうなX JAPANのアルバム。ファンは期待せずにただ待とう。
(プラント)
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