インタビュー

「セックスは気持ち悪い行為だと思ってたし、今も挿入に興味はない」109cmのAV監督・にしくんインタビュー

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挿入よりドラマでヌキたい

――アダルト業界に入るより前、AVを見ていましたか?

にしくん アダルト動画や画像を適当にネットで検索してました。AVはこの業界に入るまで買ったことなかったですね。僕の場合、あんまり他人のセックスに興味がなくて。学校や病院など、設定のあるドラマが好きで、男女が盛り上がっていく過程を楽しみたいので、絡み(挿入)になったら消しちゃうんです。

――ストーリー飛ばして絡みだけ観たいユーザーと真逆ですね!

にしくん 逆ですよね。僕は、裸になるまでのストーリーと、裸になってから挿入前までが好きです。フェラのシーンも好きだけど、挿入した瞬間、もうどうでもいいの。絡み自体に興味がない。女性の体や、そこまでの経緯とか人間模様には興味がありますけどね。

――撮影では男優としても出演してるわけで、挿入シーンの撮影もありますよね。そこに対しての抵抗は?

にしくん 心の中では抵抗はないつもりだし、女性の体は好きだけど…・・・実は全然勃たないですね。どう映ったら面白いかを考えたりしちゃうから、興奮よりも冷静が勝っちゃってるのかもしれないですね。酔ってれば興奮できるのかもしれないけど、酔ってなければ冷静(笑)。

――契約終了までに、にしくん自身が大興奮できるAVを撮ってみてもらいたいですね。でも「109㎝の変態・にしくん」というキャッチコピーですが、常に理性があるってことは、変態じゃないですよね。

にしくん ぽいですよね(笑)。

――とすると、にしくんがヌケる作品と、男性ユーザーがヌケる作品は、方向性が違うものになってしまうんでしょうか。

にしくん そんな気がします。男性ユーザーがヌケる作品は、なるべく男優が目立たなくて、純粋に女優さんの好みやエロさで選ぶものなのかなと思います。うーん、僕は、そもそもAVでヌキたいと思ってないかも。

――挿入シーンよりストーリー性を重視するなら、女性向けAVの方が好きかもしれないですね。

にしくん まだそっちの方が好きかもしれないですね。でも、それならドラマでいいんじゃないの? とも思っちゃいますけどね。映画とドラマでいいじゃんって。

――AVではなく、普通の映画やドラマでもヌケるってことで考えると、ある意味、変態かもしれないですね。でも、そこまでセックス自体に強い興味を持ってなかったのに、AVの監督や出演することに抵抗はなかったんですか?

にしくん それはなかったですね。専属契約をする前からAV業界の人と仲良くなる機会が多かったのもあると思いますが、実際にAV監督さん、女優さんや男優さんとイベントで会うこともあって、普通の人なんだ~って思うことが多くて、特に抵抗はなかったですね。

プライベートで楽しかったセックスは、ない

――すごく淡々と語られていますけど、プライベートのセックスで、楽しいとか気持ちいいという気分になったことは?

にしくん フェラだと純粋に「すごい! 気持ちいい」っていうのはあるけど、挿入ではないかも。僕、あんまり良いセックスの思い出がないんですよ。

――えっ。初体験は高校卒業後に恋人と、でした?

にしくん 彼女が出来たことは……、厳密にはないですね。

――厳密にはない……。

にしくん 付き合うっていう感じではないですよね。仲がいい友達の延長のような。

――付き合うっていう定義は人それぞれだと思いますが、「好きです、付き合おう、イエス!」みたいなことはないってことでしょうか。

にしくん みたいな(笑)。お互いに付き合ってると認めたら、それは付き合ってるんでしょうけど、僕はそういうのはなくて。セックスもゆきずりの女性としかしたことないんです。

――ゆきずり!?

にしくん 酔っ払って、気が付いたら……ですね。そもそも人生でちゃんとしたセックスをした記憶がないです。全部酔っ払ってる。大体、相手は飲み屋で知り合った女性なんですけど。酔っ払ってついていって、起きたら知らない女性が隣にいる(笑)。

――じゃ、AVの作品がちゃんと記憶のあるセックス?

にしくん そう、あれだけです、ちゃんと記憶があるのは。

――相手女性のこともあまり覚えてないんですか?

にしくん うーん、そんなこともないですけど。タイプはバラバラな気がするんですよね。でも、年上が好きですね。酔っ払ってついていったことがある女性は、20代前半から40代くらいまでです。

――どういう流れでゆきずりセックスになるんですか。

にしくん 酔っ払ったら、なんとなく女性の膝の上で寝て、なんとなくチューしちゃって、なんとなく眠いとか何とか言って、気が付いたら一緒に帰ってるっていう。場所はほとんど相手の家です。最初にしたのはカラオケでしたけど。

――その知らない女性とイタしたあと、また会おうよとはならないんでしょうか。

にしくん なんとなくお互いに連絡交換をしないまま別れてしまうので……。だから、相手の女性はいつも違う人。1番最初の時は連絡先を交換していたのに音信普通になってしまいましたけど。

――初体験の後、音信不通に……?

にしくん あれはまだキスもしたこともない19歳の頃でした。渋谷で終電を逃して朝までどうしようかなっていう時に、ギャル系のキレイな女性が声をかけてきまして、一緒にカラオケに行ったんですよね。流れでイチャイチャして、キスして。僕が「今のファーストキスなんです」って言ったら、「経験ないの?」って相手が勝手に盛り上がっちゃって、どんどん脱いでいくから、僕は「ここから先は好きな人とやりたい」って断ったんですよ。そしたら、「じゃ、私たち付き合おうっか」って言われまして。

――いや、なんとも強引な。

にしくん 流れで進んでいっちゃって。僕はちゃんと勃たない状態だったけど、なんとかコトを終えて、「明日、ちゃんとやろう」ってバイバイしたんです。ところが翌日、電話しても出てもらえなくて……。めっちゃ傷つきましたね。

――それはちょっと悪質……強姦じゃないですか。

にしくん 今思えば。その傷が今もちょっと残ってる感じかな。

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