ファンクラブ会員数はジャニーズ1位。国民的トップアイドルの座を確固たるものにした嵐は、2016年のNHK紅白歌合戦で白組トリおよび大トリを務め、全国ツアーをすればチケット争奪戦は必至、嵐効果でコンサート会場周辺の観光施設や飲食街は大いに潤うという。かつて先輩グループ・SMAPが築いた道を踏みしめ、バラエティにドラマに活躍する嵐は、ジャニーズ事務所の稼ぎ頭だ。TOKIOやV6、Kinki kidsなど、嵐よりも先にデビューした他のグループも当然ファンを抱え、TOKIOを筆頭にテレビでも活躍しているが、やはりトップは嵐という認識を持つ人が大半だろう。
10代で華々しくデビューした彼ら。現在、大野智36歳、櫻井翔35歳、相葉雅紀34歳、二宮和也33歳、松本潤33歳で平均年齢は34.2歳だ。5人全員が40代となる年にSMAPは解散したが、嵐もあと7年で全員が40代に突入する。この事実をどう捉えれば良いだろうか。
女性アイドルグループと比較すれば、男性グループの方が圧倒的にアイドルとしての寿命は長い。4月19日にAKB48の小嶋陽菜(29)がグループを卒業し、AKBグループから昭和生まれのメンバーがいなくなったことを考えても明らかだ。29歳というとジャニーズではKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が現在その年齢、グループの他メンバーもアラサーだが、そのKis-My-Ft2はまだ若手扱いされることも多々あるほど。いわゆる“少年ぽさ”の賞味期限は、30代まで持ち越すことができる。
また、嵐には10代の若いファンも大勢いる。4月19日にAbemaTVで放送されたバラエティ番組『業界激震!? マジガチランキング』では、10代男女が選ぶ「マジで歌が上手いと思うミュージシャン」ランキングでなんと大野が1位に輝いていたのだ。カンニング・竹山隆範(46)やスピードワゴン・井戸田潤(44)はこのランキングに疑問を提唱していたが、嵐ファンの不正やランキング操作がないとすれば、10代男女が大野を支持していることは事実なのだろう。
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