いやぁ、思えばKAT-TUN結成は2001年。亀梨和也、赤西仁、田口淳之介、田中聖、上田竜也、中丸雄一の6人で活動を開始し、2006年3月22日にCDデビュー。前年の2005年に亀ちゃんと仁くんが『ごくせん』(日本テレビ系)に出演したことで一気に人気沸騰して、正式にCDデビューする数日前に東京ドームで単独ライブを慣行。その期待値は膨れ上がるばかりで、女優さんをはじめ、そこら中の人が「KAT-TUN好き!」を公言していたわね。2005年、松本潤くんとデビュー前のKAT-TUNは『ミンナのテレビ』(日本テレビ系)で共演して、2006年には同局『ウタワラ』でも一緒に出演していたんだけど、あの松潤が取材をしている私たちに「もうKAT-TUNばっかり応援してないで、俺たち嵐のことももっと取り上げてよ。俺だっているんだから」と言ってきて、本当に驚いちゃったもの。まだ嵐が大ブレイクする前とはいえ、既にドラマ『花より男子』(TBS系)の放送後で脚光を浴びてた松潤をも焦らせる人気ぶりで順風満帆な滑り出しだったのよね。
ところが仁くんがデビュー早々にロスへ留学。緊急会見で「脱退はまだ考えてないけど、どうなるかはわからない」と発言して、ジャニーズ事務所の地下に設けられた会見場をめっちゃザワザワさせたのが昨日のことのように思い出されるわ。結局仁くんは2010年、正式に脱退。その後2013年には聖くん、2016年に田口くんが脱退して、3人になったKAT-TUNは“デビュー10周年記念ドームコンサートツアー”を最後に充電期間に入ったのよね。その時のツアーグッズとしてシャレのきいた“充電器”が発売されたんだけど、どうも使い勝手が良くなくて、亀ちゃんも「ごめんごめん。あんまりいい出来じゃなかったらしいんだけど、その充電器、捨てずに持ってて欲しいと思って。俺たち、必ずしっかり充電して戻ってくるから。変な噂を信じないで。余計なこと考えないで。ハイフンのみんなは俺たちを信じて待っててよ!」って最近も言ってたから、とりあえずひと安心なんだけど……。
こんなにも激動のグループってKAT-TUNぐらいじゃないかしら? 亀ちゃんとドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)で共演している山下智久くんもNEWSを脱退してるから「亀も僕もいろいろあったからこそ、本当に大切なものが見えてきた」ってフォローしてたけど、その通りかもね。紆余曲折あり過ぎたグループだからこそ、ハイフンのみんなの団結力たるや、とてつもないものね。とくに彼らの場合、脱退問題以外にも、デビュー早々亀ちゃんの20歳差の熱愛報道や、仁くんの密会報道からの結婚&懐妊ネタ、他4人の彼女の話など、女性関係の話題も派手に扱われてたから、本人たちも「うちのハイフンは打たれ強くてスゴイと思う。俺たちにこんなに振り回されても応援してくれるんだから、もう本当に感謝しかないよ」って感心しながら豪語してたもの。事あるごとに反省しつつ呪文のように「ハイフンは俺たちの誇り!」って言ってたわ。まぁね、デビュー前からわかっていたことだけど、KAT-TUNはやんちゃ坊主の集まりで問題児ばかり。事務所は仁亀の彼女ネタは全力でスルーを推奨してたけど、聖くんの女性関係に関しては「もう田中聖だから、しょうがないのよ~」って認めながら笑ってたぐらいだもの。