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石原さとみ、石田ゆり子、檀れい。「美女の優しいお酌」が酒類CMに必須なのか

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韓国焼酎 鏡月 サントリーより

韓国焼酎 鏡月 サントリーより(youtube)

 いくつかのアルコール飲料のCMが、ブーイングを浴びている。まずはこの4月より流れ始めた石原さとみ(30)のサントリー「ふんわり鏡月」のCM。どこかの会社の女性社員と思しき石原が、年上の主任男性と居酒屋で飲んでいるという設定で、カメラ(=主任男性目線)に向かって「誰よりも主任といる時間のほうが長いかも」等と石原が語りかけてくるのが特徴的なシリーズだ。いくつかのパターンがあるが特に多くのツッコミが集中したのは「『かっこ悪くて…』篇」である。

 石原が「ふんわり鏡月」でつくった酒をかき混ぜながら「今日の現場大変でしたね~。でも主任、かっこ悪くて、かっこよかった。かっこ笑い、フフ」と微笑み、お酒のグラスを差し出し「はい、甘くないやつ」とさらに笑いかける。最後に石原がカメラをまっすぐに見て、とろんとした目で「男だぁ……」と囁くように語る、という内容だ。

 男性からは「破壊力強すぎる」「このCM最強かよ」と好評の声が出ていたが、対照的に「これホント嫌い」「気持ち悪すぎて鳥肌立つ」「男の妄想丸出し」と女性側からの指摘が炸裂。ストーリーから石原と主任との不倫関係が連想されるのもさることながら、現実にも本CMの石原のような役割を女性社員が求められることへの危惧が強い。また、「鏡月」の消費者はいわゆる<主任男性>の立場の人々だけではないはずだが、CMのターゲットがそうした男性層に特化していることへの疑問も上がっている。

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